『プロメテウス』
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M3Tが登場。折り畳みストックはオレンジ色に塗装されている。また、発砲時には青白い発砲炎のエフェクトが入れられている。
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『プロメテウス』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 07:42 UTC 版)
「ヤーコブ・ヨルダーンス」の記事における「『プロメテウス』」の解説
1640年の作品『プロメテウス』は、夜毎再生する肝臓を毎日ワシに食われるという責め苦を受けるギリシャ神話の古神プロメテウスを描いた絵画である。プロメテウスは人間に火を与えるという不遜な行動をとったために主神ゼウスから罰を受けたというこのプロメテウスのエピソードは、人間の創造力を意味するモチーフとして芸術や自然科学の分野で多く取り上げられてきた。 ギリシア神話中でヘルメスは、人に火を与えるという軽率な行動をとったプロメテウスと敵対する神として描写されている。しかしながらこの作品でプロメテウスの背後に描かれているヘルメスは、プロメテウスの刑罰からの解放に手を貸そうとして描かれている。縛り付けられ虐待を受けるプロメテウスという表現は、もともと古代アテナイの三大悲劇詩人のひとりアイスキュロスの著作から来ているもので、その著作でヘルメスがプロメテウスを虐待しているのは、楽観的で後先を考えない軽率な行動を戒めるという意味があった。 ヨルダーンスの『プロメテウス』はルーベンスが描いた『プロメテウス』と関連性が非常に強い。ヨルダーンスの『プロメテウス』では、ワシが血走った眼をして仰向けになった全裸のプロメテウスにのしかかった構図で、痙攣して身体をよじるプロメテウスの刑罰と苦痛が描かれているが、これらはルーベンスが描いた数点の『プロメテウス』でも繰り返し描かれている表現である。ルーベンスの作品との相違点として、画面左に描かれた骨の詰まった麻袋(プロメテウスがゼウスを騙そうとした牛の骨)と粘土製の肖像彫刻(プロメテウスが新しい人類を創造したことの象徴)があげられる。その他に、ヨルダーンスの作品にはプロメテウスの激しい苦悶が非常に直截的に描かれているのに対し、ルーベンスの作品ではねじれた身体でのみプロメテウスの苦痛が表現されている。ヨルダーンスが描いたプロメテウスの表情はヨルダーンス自身の絵画になんども見られる表現であり、さらに当時のほかの画家たちの作品にもその影響をみることができる。
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