「3がつ11にちをわすれないためにセンター」開設
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「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の記事における「「3がつ11にちをわすれないためにセンター」開設」の解説
わすれン!の発案者であり、当時せんだいメディアテーク企画・活動支援室長であった甲斐賢治は、それまで大阪を拠点としたremo [NPO法人 記録と表現とメディアのための組織]で「個人を発信源とする映像や音を用いた表現が、どのように社会的価値を持ち、それがコミュニケーションのありかたを変えるのか」に着目しながら市民と映像のワークショップなどを行ってきた経験を持つ。また、2008年の北海道洞爺湖サミットの時にはボランティアスタッフとして世界各地から市民有志が集まってつくられた「G8市民メディアセンター」に参加し、既成のマスメディアの視点からだけではなく、それとは異なる市民の視点で情報を発信する機会を得ていた。その時の経験が、震災後のわすれン!の取り組みに参照できると考えたのである。震災直後の混乱のなかで市民としてのいわば「当事者性」が急に底上げされ、それによってビデオカメラを持つ必然が生まれるかもしれないと感じたという。 そして、センターには「スタジオ」と「放送局」が設けられた。スタジオは情報収集やビデオカメラ等の取材用機材が用意されている他、テキスト執筆、映像や写真の編集、インターネットへの配信などの作業が、放送局ではインターネットを介した番組の収録と配信がおこなわれていった。
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