「顔」編(4巻)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 01:31 UTC 版)
「不能犯 (漫画)」の記事における「「顔」編(4巻)」の解説
百合子(ゆりこ) 整形依存症のキャバクラ嬢。源氏名は紫音(しおん)。あからさまな整形と無理に作ったキャラクターで客からの受けは悪い。入店してきた澪が自分の人生を踏みにじった真理恵である事に気づくと、自分と同じ目に合わせてほしいと宇相吹に依頼する。依頼が遂行された後は憑き物が取れたのか、勤めている店を辞め顔を元に戻して、やり直す事を決意する。 一見すると、最終的に自身の思惑通りに事を運ぶ事のできた上に、自分自身も前向きに歩みだすというハッピーエンドを迎えたかに見えるが、一方では破滅した真理恵が、宇相吹に自身への復讐を依頼しようと決意している描写があり、その後の動向や安否は不明。 折坂 真理恵(おりさか まりえ) 百合子の店に『澪(みお)』という源氏名で入店してきた新人のキャバクラ嬢。学生時代はソフトボール部。美人で会話も上手なので客の受けも良いが、内心で客の悪口を言っているなど、本性は悪い。実は百合子とは高校の同級生で同じ部活であり、理不尽な難癖をつけて百合子の顔を金属バットでフルスイングして鼻を骨折させ、彼女を整形依存に陥らせた。バッティングセンターに来ていた所、宇相吹が現れ恐怖に駆られて、逃げ惑っている所他の客が打っているバットのフルスイングを受け、病院に入院する。 鼻を潰されたので治すための整形手術を受けるが、包帯が取れる前に宇相吹のマインドコントロールで整形前の百合子と同じ顔にされたと思い込み、かつて自らが百合子にさせたように整形依存症になった上、無計画に整形手術を重ね過ぎた結果、顔面崩壊し、妖怪の様な悍ましい形相へと成り果てるという因果応報な顛末を迎える。 形成外科を転々とする真理恵の前に宇相吹が現れ彼の名刺を貰い、自身を陥れた百合子への報復を決意するという、“復讐は復讐を生む”という付箋が置かれたシュチュエーションで話の幕が閉じる。
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