「過ちの代償」編(6巻)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 01:31 UTC 版)
「不能犯 (漫画)」の記事における「「過ちの代償」編(6巻)」の解説
相澤 涼子(あいざわ りょうこ) 一児の母である主婦。20歳で上司だった15歳上の光明(みつあき)と結婚し、娘の愛莉を設けるが、遊びたい欲求が抑えきれずSNSで相手を見つけては浮気をしていた。夫が愛莉に対する態度が日に日に冷たくなってきたり、夫に年々似てこないので、娘は当時の浮気相手との間に出来てしまった子供だと不安が募っており、更に最近学校で噂になっている黒いスーツの不審者(宇相吹)の事を知り、実際に彼の姿を目撃すると、愛莉を不貞の子と疑心を抱く光明が雇った殺し屋であると考えるが、その矢先に現れた田沼から、その正体と愛莉の実の父親である事を打ち明けられ、愕然となる。 真実を突きつけた田沼にヨリを戻そうと迫られるが、目の前で田沼は宇相吹に殺され、彼から一連の依頼の全容を打ち明けられる。そして、その依頼人が愛莉であった上に、娘の残酷且つ陰湿な本性を知り、「この子は誰…?」と恐怖に震える事となった。 田沼(たぬま) 愛莉のクラスの担任。実は10年前の涼子の浮気相手であり、愛莉の本当の父親である。平時は素朴で実直な教師を演じていたが、その本性は下劣且つ陰湿。 涼子と結婚したくて愛莉の髪の毛をこっそり回収し、DNA鑑定に出したところ自分の娘だったのを愛莉に話すが、小学校で噂になっていた宇相吹を聞きつけた愛莉の依頼により、宇相吹のマインドコントロールで公園の銅像を涼子と思い込まされ、像の手刀で自らの体を串刺しにしに行く形で殺される。 相澤 愛莉(あいざわ あいり) 涼子の娘。10歳。担任の田沼から母親の過去を含めた全てを知らされるも、「私の家族はパパ(光明)とママ(涼子)」だけであるとして、宇相吹に依頼して田沼を口封じがてらに殺害する様に依頼した。依頼人である事が判明するまでは天真爛漫な子供らしく振る舞っていたが、その実、秘密を守る為には殺人さえも厭わず、弱みを握る形になった母親に対して子供とは思えない様な迫力で凄みを効かせるその姿は、紛れも無く本当の父親(田沼)の遺伝を受け継いでいた。
※この「「過ちの代償」編(6巻)」の解説は、「不能犯 (漫画)」の解説の一部です。
「「過ちの代償」編(6巻)」を含む「不能犯 (漫画)」の記事については、「不能犯 (漫画)」の概要を参照ください。
- 「過ちの代償」編のページへのリンク