「取り易い所から取る」批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 09:20 UTC 版)
「たばこ税」の記事における「「取り易い所から取る」批判」の解説
1998年(平成10年)12月、たばこ特別税の創設時「旧日本国有鉄道の債務返還の為に、日本国有鉄道清算事業団と国有林野事業特別会計への税金投入」を目的に税金徴収が開始され、2003年(平成15年)7月の増税、2006年(平成18年)7月の増税、2010年(平成22年)10月の増税と「十数年間」で「4度」たばこ税が「増税」されている。しかし、広く薄く課税される消費税は、1997年(平成9年)4月1日の5%から、2014年(平成26年)4月1日に、8%へ増税するのに17年間も増税する事なく時間が掛かっており、たばこ税の増税は喫煙者サイドから表立った反発も無いことから、「取り易い所から取る」批判が、たばこ農家の団体である全国たばこ耕作組合中央会を中心に挙がっている。また、インターネット上のウェブサイトであるたばこ税.comという「たばこ税増税反対」のサイトが立ち上がり、2008年(平成20年)12月16日には300万3939人もの反対署名が集まった。第174回国会には『公平性を欠くたばこ税増税反対に関する請願』が衆議院・参議院 の両院に請願が提出された。時の財務大臣であった野田佳彦も2011年(平成23年)7月6日に「これは税制を通じた“おやじ狩り”だ」と苦言を呈したことがある。
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