《隆盛》の正しい読み方
「隆盛」の正しい読み方
「隆盛」の読み方は「りゅうせい」である。勢いが盛んなさま、を意味する語である。ただし、人名としては「たかもり」と読まれる場合が多い。西郷隆盛は「さいごうたかもり」と読む。「隆盛」の意味解説
「隆盛(りゅうせい)」は、手紙の挨拶文などで、たとえば「時下ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます」とか「貴社のご隆盛をお祈りいたします」といった言い回しで用いられることが多い表現である。相手方のことなので丁寧表現の「御」をつけて「ご隆盛」と表現される。手紙の挨拶文でない普通の文章でも「大王の治世下において王朝は隆盛を極めた」といった記述で「隆盛」の語が用いられることがある。
なぜ「隆盛」と読むのか・理由
隆盛を「りゅうせい」と読むのは、漢語の素直な音読みである。ちなみに現代中国語にも「隆盛」という語彙はある。「隆盛」の類語・用例・例文
隆盛のように物事・人・国家の勢いを表す言葉は、「繁栄」「栄華」「興隆」「繁盛」「隆昌」等々、多種多様である。「繁栄」は広く一般的に栄えている様子を示すため、意味合いとしては隆盛に近い。ただし、隆盛のように「勢いが強い」といった事は含意していないため微妙なニュアンスは異なる。「栄華」は主に権力や財力によって栄えている様子を示す。「興隆」は「勢いが盛んになる様子」という意味であり、「興る」が含まれている事から勢いが付き始めたというニュアンスがある。「繁盛」は「大いに賑わって栄える」の意味で、基本的には商売や交易によるものを指す。
「隆盛」の英語用例・例文
英語で隆盛を表すには一般的に「prosperity」が用いられるだろう。ただし、prosperityには「繁栄」「繁盛」「幸運」「成功」など様々なニュアンスが含まれる。- 《隆盛》の正しい読み方のページへのリンク