無重力とは? わかりやすく解説

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む‐じゅうりょく〔‐ヂユウリヨク〕【無重力】

読み方:むじゅうりょく

重力がないこと。恒星惑星などの引力遠心力影響受けない状態をいう。

[補説] 引力遠心力釣り合った状態では、重力働いてないよう見えることから、俗に無重量同義にも用いられる


無重力

地上で感じる重力は地面が体重などをささえる力

地上重力感じるのは、地面体重などをささえているからです。それは、止まっているエレベーターも同じで、床が体重ささえてます。


体重をささえる「床」がなくなれば無重力になる

いま、仮に突然エレベーターの綱が切れたとすると、中に乗っている人も、エレベーターの床も、重力引かれるままに同じ速度落下します。すると、それまで体重ささえていた床がなくなってしまうことになり、エレベーターの中は無重力(無重量ともいいます)状態になります


重力に身をまかせた状態が「無重力」

つまり、他からの力がはたらかず、重力引かれるままの運動重力に身をまかせた運動をする場合に「無重力状態」になるのです。


重力に引かれるまま落下する宇宙船の「無重力」

無重力状態」とは、他からの力がはたらかず、重力引かれるままの運動重力に身をまかせた運動をする場合になる状態のことですが、宇宙空間での無重力についても、これと同じよう考えることができます。図のように、スペースシャトルなど、地球のまわり回り続け宇宙船場合は、重力引かれるままにつねに落下し続けているので、「無重力状態になっているわけです。


地球の重力はあらゆるものを引きつける

ニュートンは、「リンゴ落ちるのを見て重力発見したと言われていますが、私たちが宙に浮かばず、地面に足をつけていられるのも、地球の重力引かれているからです。地球人間動物も、生物でないものも、ありとあらゆる地球上のものを引きつけているのです。

月の重力は、地球のたった1/6

そして、「重い」ということは大きな重力をもつことを意味し、「軽い」とは、重力小さいことを意味します同じように、「重い」つまり重力大きな星もあれば、「軽い」つまり重力小さな星もあり、たとえば月の重力地球1/6ほどになってます。月面では体が軽く感じられ地球にいるときよりも高くジャンプすることができるのです。


無重量状態

( 無重力 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/03 02:07 UTC 版)

無重量状態(むじゅうりょう じょうたい)とは、万有引力および遠心力などの慣性力が互いに打ち消しあい、それらの合力が0ないしは0とみなしうる程度に小さくなっている状態。


  1. ^ 無重量状態” (日本語). 日本大百科全書. Yahoo!百科事典. 2012年1月17日閲覧。 “なお無重量のことを無重力とよぶことがあるが、重力そのものがなくなるのではないから、これは正確な言い方ではない。”
  2. ^ 「宇宙は老化の加速モデル」ISS滞在終えた古川さん、会見で体調変化語る”. Science Portal. 2024年5月3日閲覧。
  3. ^ 無重力では子供できない!?哺乳類の場合 読売新聞 2009年8月25日
  4. ^ ダイヤモンドエアサービス株式会社|μG実験
  5. ^ 吉光徹雄、中谷一郎、久保田孝、黒田洋司、足立忠司、斎藤浩明「小惑星探査用ローバの新移動メカニズム」『第16回日本ロボット学会学術講演会予稿集』1998、日本ロボット学会 p.1464
  6. ^ 「きぼう」での実験/静電浮遊炉(ELF)JAXAホームページ(2018年2月12日閲覧)
  7. ^ 宇宙創薬、巡航軌道へ日経産業新聞』2018年1月18日(16面)
  8. ^ 無重力で蜂蜜の瓶を開けると……宇宙飛行士が披露 - BBC


「無重量状態」の続きの解説一覧

無重力

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 01:54 UTC 版)

発音(?)

む↗じゅ↘ーりょく

名詞

重力むじゅうりょく

  1. 重量がないこと。重力慣性力の和が零ベクトルきわめて近いこと。無重量

類義語


「 無重力」の例文・使い方・用例・文例

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