渡邊守章 研究内容・業績

渡邊守章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 23:11 UTC 版)

研究内容・業績

研究者として

日本演劇界との協働

  • 1970年には観世寿夫らと「冥の会」を結成し、演劇活動を行った。
  • 1979年からは演劇集団 円の演出家としても活動。ラシーヌの『フェードル』を能様式で演出し、フランスでも上演した。ほかに『能ジャンクション・葵上』のような実験的な能や、クローデル、コクトーのほか、多くの近代演劇の演出を手掛けており、1996年から演劇製作「空中庭園」を活動の拠点として演出活動を行った。野村萬斎を武司時代(十代期)からいち早く起用し、また渡辺謙も守章演出で初舞台を踏んでいる。演劇企画『空中庭園』を主宰した。

主な演出作品

著作

単著

  • 『ポール・クローデル 劇的想像力の世界』中央公論社、1975。博士論文
  • 『虚構の身体 演劇における神話と反神話』中央公論社、1978
  • 『芝居鉛筆書き』冬樹社、1983
  • 『劇場の思考』岩波書店、1984
  • 『パリ感覚 都市を読む』岩波書店〈旅とトポスの精神史〉、1985/岩波現代文庫(新編)、2006
  • 『フーコーの声 思考の風景』哲学書房、1987
  • 『踊ること・劇 舞台のある風景』新書館、1987
  • 『演劇的欲望について こえ・ことば・すがた』筑摩書房、1987
  • 『演劇とは何か』講談社学術文庫、1990。文庫オリジナル
  • 『快楽と欲望 舞台の幻想について』新書館、2009 
  • 『越境する伝統 渡邊守章評論集』ダイヤモンド社、2009 

対談・編著

  • 『哲学の舞台』ミシェル・フーコー 朝日出版社(エピステーメー叢書) 1978、増補改訂版2007
  • 『空間の神話学 対談集』朝日出版社 (エピステーメー選書) 1978
  • 『仮面と身体 対談集』朝日出版社(エピステーメー選書) 1978
  • 『時間の部屋 対談集』朝日出版社(エピステーメー叢書) 1980
  • 『幽玄-観世寿夫の世界』リブロポート 1980
  • 『劇場の余白に 対談集』青土社 1985
  • 『演戯する都市』如月小春対談 平凡社 1986
  • 『「フェードル」の軌跡』新書館 1988

共編著

主な翻訳




「渡邊守章」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「渡邊守章」の関連用語

渡邊守章のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



渡邊守章のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの渡邊守章 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS