パワースポット
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日本のパワースポット
- 高千穂[25]
- 富士山[25]
- 三輪山
- 御嶽山
- 箱根[25]
- 伊勢神宮
- 竹生島
- 日前神宮・國懸神宮
- 伊太祁󠄀曽神社
- 竈山神社
- 淡嶋神社
- 紀州東照宮
- 玉津島神社
- 熊野本宮大社
- 熊野速玉大社
- 熊野那智大社
- 丹生都比売神社
- 闘鶏神社
- 金剛峯寺
- 紀三井寺
- 根来寺
- 粉河寺
- 善光寺
- 霧島神宮
- 熱田神宮
- 三峯神社[25]
- 諏訪神社[25]
- 戸隠神社
- 穂高神社
- 石上神宮
- 浅間神社
- 五稜郭[25]
- 善知鳥峠
- 分杭峠[25]
- 金比羅宮[25]
- 霊場恐山[25]
- 高尾山[25]
- 貴船神社[25]
- 鞍馬寺[25]。鞍馬山
- 出雲大社[25]
- 八重垣神社(松江市)
- 厳島神社[25]
- 秋芳洞[25]
- 屋久島[25]
- 久能山東照宮
- 比婆山久米神社
- 琵琶湖
- 筑波山
- 瑞牆山
- 会津村
- 日本三大厄除け開運大師
- その他格式の保たれている神社仏閣
- 自然環境の破壊されていない地帯
読売新聞の記者は「富士山や伊勢神宮、京都府の鞍馬山などの人気が高い」とした。
小野は(築地本願寺などを設計した)伊東忠太によって設計された建物群は新しいパワースポットとして注目を集めていると説明した[3]。
批判
信仰の伴わない訪問に対する批判
江原啓之はブームの加熱ぶりを視野に入れつつ、ブームに乗って神仏への畏敬の念を持たずに「スタンプラリーのように」パワースポット巡りをする行いについては批判した[7]。
2010年8月20日の読売新聞 YOMIURI ONLINEの記者は、出雲市佐田町にある須佐神社の神職が「数年前まで年間1、2万人だった参拝客が、今では10万人はいるのでは」と話しながらも「携帯のカメラで大杉を撮影するのに夢中で、鳥居や本殿は素通り。神社はお参りするところなのに」と困惑した、と伝えた。
毎日新聞の記者は、既存の宗教界からは、参拝者が増加していることに肯定的な評価と、オカルト信仰などにつながりかねないと危惧する声もある、とした[26]。同記者は鞍馬山博物館の学芸員が「最初は戸惑いもあったが、いろいろな信仰の形があっていい。本堂の前だし比叡山も眺望でき、心が落ち着く根拠はある。信仰の世界に目を向ける人が増えるのはいいこと」としつつ「パワーをもらうだけでは終わらず、人に親切にするなど、仏の心に気付いてほしい」と述べたという[26]。
神道側からの批判
神社新報は論説において、昨今の「パワースポット・ブーム」などを根柢から否定するつもりはないとしつつも、神社の教化活動の主な目標は、単なる俗的な御利益信仰および特定神社の宣布ではなく、「より広い御神威の発揚と御神徳の昂揚」であるとし[27]、宗教施設の関係者が高名な有識者に対し、自分の施設をパワースポットであると紹介するよう依頼する事例があるとの風聞に対しては「宗教者自身の資質にも関わる」としてこれを批判。「いたづらに流行に飛びつかうといふ姿勢は慎むべきである」「話題作りのために、安易に伝統を破壊するやうな行為だけは、厳に慎んでもらひたい。」とした[28]。
また神社新報は論説において、「パワー」を求めて神社にやってくる人々に対しては、神前での拝礼の重要性、神社の由来、神徳を説くことが必要であり、「パワースポット」とされることが当該神社に相応しいかを考えるための情報提供をすること、神社の伝統的な信仰を蔑ろにするような「パワースポット」化をどのように駆逐するかを考えることを神社人の責務であると述べている[28]。
平成23年11月21日付の神社新報の論説においても、パワースポット・ブームは「神社が影響され本姿からの逸脱を招きかねないやうな事例」とされ、神社本来の信仰と関連づけられないまま、流れに動かされるような新たな形態のみで信仰が完結してしまう事態への懸念が表明された[29]。
その他の批判
大槻義彦は2010年4月自分のブログで、自然の中でまれには特殊な場所、特殊な時間というものもあることはある、例えば、超低周波(音波)が発生する場所や集中する場所、また電磁波も集中しやすい場所がある、という点についてテレビ番組でコメントしたと書いた[30]。また大槻は同ブログでパワースポットなるものは何の根拠もなくはなからデタラメであるとし、その目的は観光や人集めそれに絡んだお金儲けでしょう、とした[30]。 また大槻は2010年10月同ブログで、日本放送協会がパワースポットを番組で取り上げることを批判した[31]。
脚注
- ^ ヴォイス『世界のパワースポット: 癒しと自分回復の旅ガイド』
- ^ ヴォイス『世界のパワースポット: 癒しと自分回復の旅ガイド』2001、ISBN 4899760167
- ^ a b c d e f g h i j k l m 小野十傳『パワースポットめぐり: ココロもカラダも元気になる癒しの聖地へ』学研パブリッシング、2010年、pp.92-95頁。
- ^ a b All About「パワースポット」2010年11月4日閲覧
- ^ a b c d e f 『宗教学辞典』東京大学出版会 1973、p.234-237「自然崇拝」
- ^ 『発見!パワースポット』、清田益章、太田出版、1991年
- ^ a b 「江原啓之神紀行」シリーズ、マガジンハウス、2005年-2007年
- ^ 2010年10月18日(NHKワールドプレミアム)再放送。
- ^ 『Dr.コパのまるごと風水事典』、小林祥晃、廣済堂出版、1999年
- ^ 『絶対、運が良くなる旅行風水』(ダイヤモンド社 2003年)
- ^ 『日本全国このパワースポットがすごい!』(PHP研究所 2010)
- ^ 小林前掲書
- ^ 『定本地理風水大全』、御堂龍児、国書刊行会、1997年
- ^ 小林前掲書・御堂龍児『心を癒す風水パワースポット45』(講談社 2006)がこの手法を用いている。
- ^ 『「見えないもの」を科学する』サンマーク出版 1997
- ^ 伊那市公式ホームページ
- ^ 『世界のパワースポット』(ヴォイス 2001)
- ^ (カタカムナ文明の紹介者)楢崎研究所
- ^ a b 楢崎皐月について
- ^ 初版1958年(昭和33年) 2006年 シーエムシー技術開発㈱ ISBN 4990231015)
- ^ 『イヤシロチ』(評言社 2004)
- ^ 船井前掲書
- ^ 『水琴の音で、パワースポットをあなたの部屋に』(シンコーミュージック・エンタテイメント 2009) で同様の主張がある。
- ^ The History of New Age Sedona
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 小野十傳『パワースポットめぐり: ココロもカラダも元気になる癒しの聖地へ』学研パブリッシング、2010年。
- ^ a b パワースポット:京都でも次々誕生 オカルト信仰危惧も、毎日新聞、執筆記者:熊谷豪、2010年12月21日 2時49分掲載
- ^ 論説 教化会議 斯界興隆の底力示したい 神社新報 平成22年11月22日付 2面
- ^ a b 論説 パワースポット 安易な伝統破壊は慎むべき 神社新報 平成22年11月08日付 2面
- ^ 論説 新嘗祭を前に 神社の本質を見直したい 神社新報 平成23年11月21日付 2面
- ^ a b 【パワースポット】: 大槻義彦のページ
- ^ 大槻義彦ブログ【NHKオカルト】など。
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