バグダード 主要な通り・道路

バグダード

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主要な通り・道路

バグダード中心部にあるアッ・ラシード通り
  • ハイファ通り英語版
  • ムタナッビー通り英語版
  • アッ・ラシード通り英語版
  • アル・ジャムフリーヤ通り英語版
  • フィラスティーン(パレスチナ)通り英語版
  • バグダード空港道路英語版

友好都市

脚注

参考文献

  • 前嶋信次「アッバース朝時代」前嶋信次編『世界各国史Ⅸ 西アジア史』山川出版社、1955年6月。
  • 嶋田襄平編『東西文明の交流第3巻 イスラム帝国の遺産』平凡社、1970年12月。
  • NHK海外取材班(中谷和男・木村征男・内田義雄)『アラブの世界』日本放送協会、1972年1月。
  • デズモンド・スチュアート『ライフ人間世界史12 イスラム』タイム・ライフ・ブックス、1973年。
  • フランク.B.ギブニー編『ブリタニカ国際大百科事典16 ノウシーピヨ』ティビーエス・ブリタニカ、1974年12月。
  • 岩村忍『世界の歴史5 西域とイスラム』中央公論社<中公文庫>、1975年1月。
  • 末尾至行「バグダッド」小学館編『万有百科大事典10 世界地理』小学館、1975年3月。
  • 前嶋信次「アッバース朝とバグダード」前嶋信次・石井昭編集『世界の文化史蹟第10巻 イスラムの世界』講談社、1978年4月。
  • 佐藤次高「中世イスラム社会の成立」前嶋信次・石井昭編集『世界の文化史蹟第10巻 イスラムの世界』講談社、1978年4月。
  • ユージン・フォーダー編『世界の鉄道』綜合社、1979年6月。
  • 朝日新聞社編『朝日旅の百科海外編21 イラク・アフガニスタン・パキスタン/湾岸諸国』朝日新聞社、1981年6月。
  • 佐藤次高・杉村棟「バグダード」平凡社編『世界大百科事典22 ヌ-ハホ』平凡社、1988年4月。ISBN 4-58-202700-8
  • 岩淵孝『地球を旅する地理の本3 西アジア・アフリカ』大月書店、1993年4月。ISBN 4-272-50163-1
  • 原隆一・森本公誠「バグダード」小学館編『日本大百科全書』(スーパーニッポニカProfessional Win版)小学館、2004年2月。ISBN 4-09-906745-9
  • 杉田英明
    • 「アラビアン・ナイトの時代」週刊朝日百科『シルクロード紀行20 バグダッド』朝日新聞社、2006年3月。
    • 「ハールーン・アッラシード」週刊朝日百科『シルクロード紀行20 バグダッド』朝日新聞社、2006年3月。
  • ローレンス・アンソニー; グレアム・スペンス 著、青山陽子 訳『戦火のバグダッド動物園を救え : 知恵と勇気の復興物語』早川書房、2007年10月。ISBN 978-4-15-208865-9 
  • 『データブック・オブ・ザ・ワールド2009年版』二宮書店、2009年1月。ISBN 978-4-8176-0333-3

関連項目


注釈

  1. ^ 中世ヨーロッパでは長いあいだバグダードは王都バビロンと同一であると誤認されていたが、イスラーム以前のバグダードは定期市がひらかれる一集落にすぎなかった。
  2. ^ 「羊の家」をあらわすアラム語語源であるという異説もあって、一定しない。
  3. ^ 初代のサッファーフは、いわゆる「アッバース革命」の成功によりクーファで即位した。サッファーフは、クーファから北方のハーシミーヤ、さらにはバグダード西方のアンバールに都を遷した。第2代カリフのマンスールはサッファーフの兄にあたり、いったんはハーシミーヤに復都したものの、その地は、マラリアを媒介するが多く、また、多数のシーア派住民が住むクーファに近く政情不安が懸念されたので新都の建設が求められた。
  4. ^ 円城都市にはメディア王国の首都エクバタナ(現在のハマダーン)やサーサーン朝の都市グール(現在のフィールザーバード)など古代オリエント以来の伝統がある
  5. ^ アラブ大遠征以降、軍団内でのアラビア半島出身者のアラブ人兵士の重要性が減じ、かわってホラーサーン地方出身者の軍人やその他の側近軍団、9世紀以降はトルコ系の奴隷軍人(マムルーク)が軍の主力をになうようになった。
  6. ^ 舟橋はのちに上流と下流にも1つずつつくられた。これは、河中に杭を立てて舟をつなぎあわせ、その上に板を敷いてつくられていた。
  7. ^ 「マディーナ・アッ=サラーム(平安の都)」はマンスールによる命名。天国を意味する「ダール・アッ=サラーム(平安の館)」が意識されたものといわれるが、実際には従来よりの呼称バグダードが多用された。なお、中国では代以降「白達」と表記され、イタリア語ではバルダッコ(Baldacco)の名で知られた。
  8. ^ 『千夜一夜物語』は単にお伽噺のみならず、史実にもとづいた物語を数多く含んでいるとみられている。しかし、後世換骨奪胎してつくられた話やハールーンに仮託された話も多く、その場合はハールーンを主人公とし、バグダードを舞台としておりながらも実際の細部の地理などについては不正確なことも多い。
  9. ^ 好色な場面はハールーンが登場人物となることが多いところからバグダード起源の説話が多く、悪漢の登場する説話はカイロ起源のものが多いと考えられている。
  10. ^ イスラーム商人の活動領域はきわめて広大であり、北はロシアスカンジナビア半島、南はインド洋やアフリカ大陸東岸、東は南シナ海沿岸、西は大西洋沿岸にすらおよんでいた。前嶋(1955)p.86
  11. ^ サンスクリットの動物寓話『パンチャタントラ』は、マンスールの書記に抜擢されたイブン・アルムカッファーによってペルシア語訳から『カリーラとディムナ』としてアラビア語に訳された。13世紀にはそのヘブライ語訳からラテン語、さらに独仏英の諸語に、アラビア語からは直接ギリシア語・スペイン語に訳された。
  12. ^ 「創造されたコーラン」説を唱え、アッバース朝下の諸民族の特徴を描写した文でも知られる、9世紀アラブの文人ジャーヒズもバグダードで活躍した人物である。
  13. ^ 詩人でもあったマアムーンは翻訳者に訳した本と同じ重さの黄金をあたえたという。
  14. ^ アッバース朝の22代カリフ、ムスタクフィー(944年 - 946年)はアフマドをアミール・アルウマラー(最高のアミール職)に任じてムイッズ・アッダウラ(王権を強化する者)という称号をあたえるとともに、軍事・行政および財政に関する全権限をアフマドに移譲した。
  15. ^ こののち、「スルタン」はスンナ派イスラーム国家の君主号として定着して広く用いられる。
  16. ^ ニザーミーヤ学院は、バグダードのみならずニーシャープールイスファハーンレイにも建てられた。この学院がイスラーム世界のマドラサ教育の先がけとなった。
  17. ^ ハーシム家のイラク王国は、サウード家サウジアラビアとは対立した。
  18. ^ 1988年に停戦が実現し、1990年イラン側の和平条件を全面的に受け入れることを表明した。
  19. ^ しかし、「大量破壊兵器」なるものが存在しなかったことはアメリカ合衆国連邦議会によってのちに証明された。
  20. ^ 「月平均降雨日数」とは、日降水量0.25mm以上の月平均日数を指している。
  21. ^ フレグの七男テグデルはムスタンスィリーヤ学院への寄進をおこなっている。
  22. ^ 正統カリフ時代第4代カリフのアリー(預言者ムハンマド従弟女婿、シーア派の初代イマーム)は、現バグダード市南部のカルフにあったモスクで暗殺されたと伝承される。バグダードの南160キロメートルのナジャフにはアリーの墓廟があり、ナジャフとバグダードのおよそ中間に位置するカルバラーもシーア派の聖地となっている。
  23. ^ アジアカップウィナーズカップ1999-2000準優勝ティーム。決勝戦では日本清水エスパルスに敗れた。

出典

  1. ^ 『データブック・オブ・ザ・ワールド 2009年版』p.50
  2. ^ Cambridge Dictionary - Baghdad”. 2023年11月3日閲覧。
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  5. ^ a b c d e f 末尾(1975)p.468
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m 『ブリタニカ国際大百科事典』(1974)pp.158-159「バグダード」(糸賀昌昭訳)
  7. ^ a b c d e f g h i 佐藤(1988)pp.437-438
  8. ^ a b スチュアート(1973)pp.79-81
  9. ^ a b c d 杉田(2006)pp.12-15「アラビアン・ナイトの時代」
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  11. ^ a b 藤本康雄・田端修・樋口文彦「中近東・アジアの古都市・建築平面構成と尺度」 (PDF) (大阪藝術大学研究紀要「藝術 24」)[リンク切れ]
  12. ^ a b c 前嶋(1978)p.18
  13. ^ a b c 岩淵(1993)pp.34-37
  14. ^ 岩村(1975)pp.244-246
  15. ^ 杉田(2006)pp.18-19「ハールーン・アッラシード」
  16. ^ a b 嶋田(1970)pp.230-233
  17. ^ a b 『日本大百科全書』(2004)森本公誠執筆分
  18. ^ 佐藤(1978)
  19. ^ 松岡正剛の千夜千冊”. 松岡正剛の千夜千冊 (2002年11月13日). 2022年3月17日閲覧。
  20. ^ 岩淵(1993)pp.38-39
  21. ^ Marr, Phebe; “The Modern History of Iraq”, page 172
  22. ^ 米軍最後の部隊がイラク撤退完了、約9年にわたる戦争終結」『Reuters』、2011年12月19日。2022年3月17日閲覧。
  23. ^ 岩淵(1993)pp.28-29
  24. ^ イラク首都にごく珍しい雪、過去100年で2回目”. AFP (2020年2月11日). 2020年2月13日閲覧。
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  27. ^ フォーダー(1979)pp.342-343
  28. ^ イラク鉄道に中国製の新型高速列車”. WIRED (2014年3月24日). 2018年8月29日閲覧。
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  31. ^ 『文化財発掘出土情報』2003年7月号
  32. ^ ASTERで撮影した世界の都市”. 2003年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月17日閲覧。
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  44. ^ “戦後初の「イラク映画祭」、政府高官らが出席 - イラク”. AFP通信. (2006年7月3日). オリジナルの2013年5月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130524030606/http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2079859/698215 2011年1月19日閲覧。 
  45. ^ In Baghdad, Art Thrives As War Hovers”. Commondreams.org (2003年1月2日). 2010年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月27日閲覧。
  46. ^ Twinning the Cities”. City of Beirut. 2008年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月13日閲覧。
  47. ^ Iraqi capital of Baghdad twinned with North Yemen counterpart of Sanaa [Yemen news items 1989:Twinning]






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