ティーディー‐エスシーディーエムエー【TD-SCDMA】
TD-SCDMA
読み方:ティーディーエスシーディーエムエー
TD-SCDMAとは、第3世代携帯電話方式であるIMT-2000規格の一つで、中国独自の仕様のものである。
中国の大唐電信とドイツのシーメンスが共同で開発した中国国内向けの規格で、W-CDMAやcdma2000とは別のIMT-2000規格の一種である。
通信方式自体は、CDMA方式に時分割複信(TDD)技術を加えたもので、上りと下りを時分割で細かく切り替えて通信する仕組みである。周波数の利用率を高めることができるという特徴があり、人口密集地域などに特に向いている。また、W-CDMAなどと比べてインフラのコストが抑えられるが、音声通話での利用が重視されているため、データ通信に向いていないとも言われている。
TD-SCDMA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 09:47 UTC 版)
TD-SCDMA (Synchronous CDMA) とは、中国・電信科学技術研究院、ドイツ・シーメンスなどが開発。移動局間を同期方式とし、より高速な通信が可能とされる。中国移動の村村通プロジェクトで使用されている。2009年には、中国移動で商用化サービスが開始された。 当方式の系譜に続くとされる3.9G世代では、TD-LTEと呼ばれる方式で策定を検討されている。
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TD-SCDMA (MC)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 09:47 UTC 版)
「TD-CDMA」の記事における「TD-SCDMA (MC)」の解説
TD-SCDMA (MC) (Multi Carrier) は、MCSB (Multi-carrier Synchronous Beamforming) とも呼ばれる、5MHzの帯域で500kHz間隔の最大10の搬送波にして、複数アンテナの合成により特定の方向に指向性を持たせるスマートアンテナ技術を組み合わせ、TD-SCDMAを高速化したものである。 米Navini Networksのシュー・グアンハン博士が提案した。米国のT1委員会の承認をうけているがIMT-2000としては承認されていない。
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TD-SCDMA (UTRA-TDD 1.28 Mcps Low Chip Rate)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/20 13:29 UTC 版)
「Universal Mobile Telecommunications System」の記事における「TD-SCDMA (UTRA-TDD 1.28 Mcps Low Chip Rate)」の解説
TD-SCDMAはTDMA方式と同期式CDMAを組み合わせたもので、1.6MHzの周波数帯域を使用する。TD-CDMAよりさらに狭い帯域で利用可能である。しかし、この規格を中国が開発した背景には、中国人以外の特許権保有者へのライセンス料支払いを減らすという目的があった。他の無線インタフェースとは異なり、TD-SCDMAはUMTSの一部ではなかったが、Release 4 で仕様に加えられた。 TD-CDMA と同様、IMT-2000 では IMT CDMA TDD と呼ばれている。
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