擬音語(英語:Inanimate phonomime)
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「音象徴」の記事における「擬音語(英語:Inanimate phonomime)」の解説
風が吹いた音や雨が降った音など無生物が発する音を元にした言葉。
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擬音語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 05:06 UTC 版)
擬音語は物が発する音を字句で模倣したもの。同じ言語でも時代によって異なる。例えば、狂言などで犬の鳴き声は「びよ」と表現される。カタカナで表記されることが比較的多い(擬声語と呼ぶこともあるが現在は擬音語の方が一般的である。また、擬音語の下位類の、人や動物が発する声を模した語を擬声語と呼ぶ立場もある)。なお、擬音語と擬態語との境界は時々截然としない。例えば、「ざあざあ水を浴びる」における「ざあざあ」は、身に降りかかってたてている音だとも、水が際限なく大量に降り注ぐさまを表しているともとれるため、擬音語か擬態語かは決めにくい。 例 メーメー(羊の鳴き声) ブーブー(豚の鳴き声・ブーイング) ドキドキ(心臓の鼓動) ガチャン(ガラスの割れる音、錠がかかる) チリーン(鈴が鳴る音) チン(電子レンジ) ドカン(爆発音、衝撃音) ズズー(ラーメンを啜る音) カリカリ(サクサク)(スナック菓子の咀嚼音) ゴロゴロ(雷) トントン(肩たたき、ドアのノック) ドン(花火・衝突など) バタン(ドアの閉まる音など) ガタピシ(機械や道具の滑らかでない動作) ピッ(ポチッ)(機械のボタン動作音など) ピポパ(電話番号の入力、DTMFなど) ガタン(ゴトン)(電車など) ジュー(加熱調理) パチパチ(拍手、焚き火) プシュー(気体の吹き出す音) ズルッ(滑る) ビリビリ(紙が破れる音など) ブリブリ (排便する音など) なお音声を発する主体が同一の場合であっても、言語が違えば表現も当然違うものになる。 例:犬が吠える声 日本語 …… wan-wan(ワンワン) 中国語 …… wang-wang(汪汪) ドイツ語 …… wau-wau オランダ語 …… waf, woef, waf waf, woef woef 広東語 … wou wou 英語 …… bow-wow, bark-bark, woof-woof, arf-arf, ruff-ruff ラテン語 …… bau bau ハンガリー語 …… vau-vau イタリア語 …… bau-bau ノルウェー語 …… voff-voff スウェーデン語 …… voff サモア語 …… baw-gaw ヒンディー語 …… bhu-bhu カタルーニャ語 …… bub-bub ポルトガル語 …… au-au ポーランド語 …… hau-hau フィンランド語 …… hau-hau アラビア語 …… hau-hau ヘブライ語 …… hav-hav タガログ語 …… hao-hao タイ語 …… hong-hong, wob-wob ベトナム語 … gâu gâu スペイン語 …… guau-guau ロシア語 …… gaf-gaf インドネシア語 …… guk-guk スワヒリ語 …… gon-gon 韓国語 …… meong-meong フランス語 …… ouaf-ouaf 擬音語が動詞化・一般名詞化する用例も多数存在する。例えば、幼児期において擬音語をもって対象物を表現する用例が挙げられよう(例:「ワンワン」=犬、「ブーブー」=自動車)。この他にもコンピュータのマウスのボタンを押下する動作を「クリック (click) する」、その鳥が発する鳴き声からカッコウ (en:cuckoo)、タミル語におけるカラス (kaakam) などが挙げられる。
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