市街地構成とは? わかりやすく解説

市街地構成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 07:44 UTC 版)

福岡市」の記事における「市街地構成」の解説

市の中央部にある天神地区中央区)が市の中心部で、ここには数多くデパートビル建ち並んでいる。天神から那珂川挟んだ東隣には那珂川本流支流博多川)に挟まれ中州地形部分があるが、そこが日本三大歓楽街一つ挙げられる中洲である。そのさらに東隣は「博多」の市街地である。その博多市街地の南東博多駅位置している。中洲から博多駅の間の一帯オフィスビルビジネスホテルなどが建ち並ぶビジネス街である。天神地区の西および西南位置する大名今泉警固では、1990年代後半ごろから主に若者ターゲットとした店舗増え若者の町として急速に発展している。 大名から西へ行くと福岡城跡がある。さらに西方天神から約4km位置には、福岡市副都心を成す繁華街西新地区(早良区)がある。同地区中央区地行西新藤崎百道にまたがる地区)の北側1980年代埋立により開発され土地で、シーサイドももち呼ばれ当時として新し市街地形成されている。 市域東部博多湾上においてアイランドシティ東区)と呼ばれる人工島建設中であり、2000年代後半から2010年代初頭頃にかけて、港湾地区住宅地一部竣工している。福岡市では、2000年平成12年前後から市東部のJR鹿児島本線西鉄貝塚線沿線において土地区画整理事業連続立体交差化事業などの市街地開発事業実施しており、古くから東部副都心とされる香椎駅西鉄香椎駅周辺香椎地区JRの旧香椎操車場跡地利用した新興市街地である千早地区との間、および箱崎地区吉塚地区との間で整備事業進んでいる。連続立体交差事業は、千早地区2004年頃、箱崎地区2004年3月香椎地区2007年3月竣工したまた、土地区画整理事業は、箱崎地区千早地区については2010年頃までにほぼ完了し香椎地区についても2021年完了した市内南部方面網羅する福岡高速5号線福岡外環状道路中核とする都市計画道路整備進み2011年4月福岡外環状道路全線完成供用されるの前後して、これに接続する新たな主要幹線道路都市計画道路として整備されほぼ完成している。2012年7月には高速5号線全線完成し福岡高速環状線となった市街地形成関連した重大な動きとして、九州大学キャンパス移転挙げられる本部始め多く学部置かれていた東区箱崎キャンパスと、主に教養部使用していた中央区六本松キャンパス旧制福岡高校校地)を西区新たに開発した伊都キャンパス移転させる計画である。伊都キャンパスへの玄関口となる今宿から周船寺にかけての地区では伊都土地区画整理事業実施され西部地区新たな拠点地域整備された。キャンパス移転2005年より開始され同年には九大学研都市駅開業している。一方六本松キャンパス跡地には複合施設六本松421開業し福岡高等裁判所福岡高等検察庁福岡県弁護士会館などの法曹関係の施設当地移転した箱崎キャンパス跡地では「Fukuoka Smart EAST計画のもと先進的な都市づくりが行われることとなっている。 このほか、駅周辺再開発事業により、福岡市地下鉄姪浜駅周辺姪浜地区西区)に新興商業地が、西鉄大橋駅周辺大橋地区南区)にも既存商業地が、それぞれ発達している。 また、街路は、新しく建設され主要幹線道路においては無電柱化街路樹整備促進されている。 さらに都市景観上の大きな特徴として、郊外超高層マンション林立しているにももかかわらず中心部超高層ビル存在しないことが挙げられる。これは中心部至近距離福岡空港存在し航空法制限表面によりビルに高さ規制掛かっているためで、博多駅地区では60m、天神地区でも70程度までが限度となっている。そのため、市では天神及び博多駅周辺500m圏内ビル建て替えなどに合わせて、「天神ビッグバン」・「博多コネクティッド」と称した大規模な市街地再開発事業着手しており、国家戦略特区制度活用して高さ制限緩和が行われることとなっている。 福岡市全域のうち玄界島及び小呂島を除く都市計画区域34,082ヘクタールのうち約半分にあたる17,710ヘクタール市街化調整区域指定されており、新規に建築物建築することなどが厳しく規制されているが、既存集落においては一定の区域定めて住宅等一部建築物用途限り建築認め制度福岡市開発行為許可に関する条例定められている。福岡市においては2021年現在人口増加し続けており、郊外への開発圧力依然として高く線引き制度による規制重要性減じていないが、市街化調整区域では、少子高齢化の進む既存集落活性化課題となっている。

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市街地構成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 05:14 UTC 版)

北九州市」の記事における「市街地構成」の解説

旧五市では貿易筑豊炭田積み出し基地として港湾整備され製鉄所など臨海部への重化学工業の展開があいまって鉄道網発達した平地少なく山地複雑に入り組んだ地勢加え豊前国筑前国異な歴史的な背景を持つなど、現在も独自の文化・生活面での結びつき見られるこのような経緯から、北九州市都市構造は、旧五市の鉄道駅中心に市街地発展し、それらが鉄道沿いに細長く繋がり都市軸が形成された。 旧市単位公共施設整備されたため、全国政令指定都市20市の中でも人口1人あたりの公共施設面積が最も大きいという特徴を持つ。 その後交通網充実都市軸への各種機能集積郊外化進行などにより、都市構造本州から福岡方向東西軸小倉から大分方面黒崎から直方方面の2本の南北軸を持つπ(パイ)型の都市構造移行した。この都市軸が交差する小倉黒崎では交通結節機能拠点性が高まるようになった北九州市小倉都心黒崎副都心位置付け、また合併前各市の中心市街地門司港戸畑若松)と鹿児島本線および日豊本線主要駅付近門司八幡折尾城野下曽根など)を地域拠点位置付けている。 主な市街地は以下の通りである。

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