バルバトス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/31 08:40 UTC 版)


バルバトス (Barbatos) は、悪魔学における悪魔の1人。
概要
『ゴエティア』によれば、30の軍団を率いる序列8番の公爵。『悪魔の偽王国』によれば、伯爵にして公爵である。
『大奥義書』によれば、サタナキアの支配下にあるという。『ミュンヘン降霊術手引書』においては、バルバルス (Barbarus) という名前で紹介されており、36の軍団を率いる伯爵にして公爵であるという[1]。
トランペットを持った4人の王を従え、狩人の姿で現れるとされる[2][3]。コラン・ド・プランシーはバルバトスを「ロビン・フッドの変形」とみなしている[2]。太陽が人馬宮にあるときに、4人の高貴な王と彼らが率いる軍隊を伴って現れるともいう[4]。
もとは力天使とも主天使ともいわれる[5]。魔術師の財宝の隠し場所を知っていたり、動物の言葉を理解できるなどの能力を有する。また、過去と未来をよく知り、友情を回復する力を持つともいう。
脚注
参考文献
- フレッド・ゲティングズ著 大瀧啓裕訳『悪魔の事典』p.317 青土社 1992年 ISBN 4-7917-5185-X
- グスタフ・ディヴィッドスン著 吉永進一訳『天使事典』p.224 創元社 2004年 ISBN 4-422-20229-4
- コラン・ド・プランシー著 床鍋剛彦訳『地獄の辞典』講談社 1990年 ISBN 4-06-201297-9
- Kieckhefer, Richard, Forbidden Rites: A Necromancer's Manual of the Fifteenth Century, Pennsylvania State University Press (1998), ISBN 978-0271017518
- Mathers, S.L. MacGregor and Crowley, Aleister, The Lesser Key of Solomon(1904), The Internet Sacred Text Archive 内の文書(英文)
- Waite, A.E., The Book of Ceremonial Magic(1913), The Internet Sacred Text Archive 内の文書(英文)
- Weyer, Johann, Pseudomonarchia Daemonum, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ジョゼフ・H・ピーターソン編集・解題・注釈、ラテン語原文、レジナルド・スコットの英訳)
- Goetia, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ジョゼフ・H・ピーターソン編集、英文)
バルバトス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:15 UTC 版)
「ワイルドアームズ アルターコード:エフ」の記事における「バルバトス」の解説
全長15トール。「暗器雷砲」の別名を持つ長距離専用砲撃型ゴーレム。肩部のリニアレールキャノンや両手首に収納されたミサイルマイトを武装とする。切り札として新しい月(1000年前に作られた人工天体)と交信して使用する対地兵器マルドゥークゲイズの威力は大陸をも破壊するほど。地中を潜行して移動しており、標的に気付かれずに長距離砲撃する戦闘構造を持っている。発掘されたゴーレムの一つで、アーデルハイド襲撃時に魔族に奪取されたが、暴走して行方不明となる。北東の砂漠でエンカウント戦闘出来るが、アースガルズに乗っていないと遭遇した瞬間に対地兵器を受けて全滅する。アースガルズに乗ったまま先頭に入ればムービーに切り替わり、セシリアの思いに応えたアースガルズのバリアによってマルドゥークゲイズを防ぐことができる。勝利後はムービーに切り替わり、アースガルズとの一騎討ちとなる。両手首からミサイルマイトを発射してアースガルズを攻撃するが対消滅バリアによって防がれ、投げ飛ばされたところへ鉄拳の一撃で胸部を貫かれ爆散した。
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