ハンター十二支ん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:27 UTC 版)
「HUNTER×HUNTERの登場人物」の記事における「ハンター十二支ん」の解説
ハンター協会の幹部として、十二支になぞらえて選ばれた12人。メンバーのほとんどはネテロを強く尊敬しており、十二支んに選ばれたことで自らの外見やキャラをあてがわれた動物に合わせて改造するほどの徹底振りを見せているが、例外もいる。 パリストン=ヒル 声 - 高橋広樹(第2作) 子。ハンター協会副会長。三ツ星ハンター。例外その1。 一見すると爽やかな笑顔を絶やさない好青年で、選挙スローガンには「弱者の痛みの解る会長」を掲げるが、その実はきわめて狡猾な本性を持つ野心家であり、十二支んのメンバーでは唯一ネテロに反目している。ネテロが「最も苦手とする相手」を側に置きたいと望んだ事から3年前よりハンター協会副会長となる。ネテロの生前は会長職から引きずり下ろすために様々な妨害工作をしていたが、彼にとってネテロは遊び相手であり、そういった妨害工作も遊びの一環だった。切れ者であり能弁で確かな手腕を持つが、協専ハンターを奴隷のように扱う、協会の積立金を流用する、副会長就任後は18名のハンターが行方不明になる(年平均にすると就任前と比べて10倍の数)など黒い噂の絶えない人物でもあり、瀕死の重体になったゴンを盾にして、自分の対立候補になろうとしたジンに揺さ振りをかけてきた。基本的に笑顔を浮かべているときは余裕な時か本心を隠している時である。 次期会長選挙では自分以外の十二支んメンバー全員に疎まれる中、次期会長に当選するために策を巡らせる。その飽くなき野心と周囲を振り回す策略ぶりは抑止が効かない「怪者(けもの)」と評されている。最終投票でレオリオに逆転されかけるが、その直後に復活したゴンが選挙会場に現れたことでレオリオの目的が喪失。そしてゴンの「レオリオは医者を目指しているから会長はやれない」という発言が決定打となり、72.1%の得票率をもって第13代ハンター協会会長に就任する。しかし、これはネテロに対する彼なりの弔いであったらしく、就任直後にチードルへ実質的な禅譲をして自ら会長の座を辞した。チードルに本心を聞かれた際は、いつも見せていた笑顔を消して真面目な顔で本心を語った。また、その後に静かに涙ぐんでいる。後に十二支んからも脱退。ビヨンド=ネテロの陣営にいる。 ミザイストム=ナナ 声 - 大塚明夫(第2作) 丑。二ツ星ハンター。クライム(犯罪)ハンター。民間警備会社経営、弁護士。親会長派。 牛柄の迷彩服を着た寡黙な男性。正義感が強く、十二支んの良心と称され、脱会長派からも一定の理解を持たれる常識人。後進の指導や育成にも力を入れている。クライムハンターとしての勘からパリストンを「怪者(けもの)」「闇側の人間」として危険視している。クラピカの元を訪れ、情報と引き替えに彼の十二支ん参入を成功させた後、クラピカと繋がりを深める。 B・W号では一般客層でカキン軍と治安維持を担当している。船内でのハンター協会員のリーダーではあるが、ビヨンド=パリストン派の協専ハンターを掌握しきれていない。暴動で船が沈むという最悪のおそれも危惧している。密室裁判(クロスゲーム) 三色のカードを相手に提示して行動を制限する能力。青は入廷、黄は拘束、赤は退席させる。 カンザイ 声 - 逢坂良太(第2作) 寅。トレジャーハンター。ボディーガード。 派手な髪型をしていて、縞模様の服を着た青年。直情的かつ血気盛んで好戦的な性格。世間的常識に疎く、頭脳労働を苦手としており、他の十二支んに解説を請う場面が多い。ヒソカの事はなぜか知っており、彼を殺人鬼と形容した。ヒソカによる評価は「85点」。 B・W号ではビヨンド拘束室の前でサッチョウ・サイユウと3人で見張りをしている。 ピヨン 声 - 桐山智花(第2作) 卯。古文書ハンター。言語学者、通訳。 バニーガール風の格好をした女性。常にマイペースで誰彼構わず毒を吐き、怒ると口調が悪くなる。よくノートパソコンやスマホをいじっている。ヒソカによる評価は「77点」。 ボドバイ=ギガンテ 声 - 二又一成(第2作) 辰。三ツ星ハンター。テロリストハンター。検事、軍事アナリスト。 顔の皮膚が鱗のようになっている大柄の老人。十二支んの最古参であり、選挙では名実共に最も会長に近いと評されている。 B・W号では一般客層で裁判所を仕切っている。 ゲル 声 - 白兎夕季(第2作) 巳。ポイズンハンター。検死官、薬剤師。 蛇のように瞳孔が細い細身の女性。腕を蛇に変化させることができる。 サッチョウ=コバヤカワ 声 - 鈴木琢磨(第2作) 午。二ツ星ハンター。お悩みハンター。探偵、便利屋。十二支んの相談役。 ボサボサの髪を持つ、馬面の男性。二本の刀を携えている。 B・W号ではビヨンド拘束室の前でカンザイ・サイユウと3人で見張りをしている。 ギンタ 声 - 鈴木琢磨(第2作) 未。密漁ハンター。レンジャー。 全身が毛深いアフロヘアーの大男。羊の角を持ち羊毛を着ている。大食いだが動きは俊敏。 特に会長を慕っていたらしく、パリストンが最初に会長に立候補する意思を示した際には十二支んの中でも一際凄まじい怒りを露わにし、ビヨンド=ネテロが表舞台に現れた際には、会長の面影を感じ、十二支んの中で一番動揺している。ヒソカによる評価は「90点」。 サイユウ 声 - Velo武田(第2作) 申。賞金首ハンター。格闘家。 西遊記に登場する孫悟空のような姿をしている。伸縮自在の如意棒を操る。口が悪い。ビヨンド側に通じているスパイ。 B・W1号では、ビヨンド拘束室の前でカンザイやサッチョウと3人で見張りをしている。猿の念獣ミザル・キカザル・イワザル 三匹の念獣を生み出して戦わせる。攻撃に成功すると相手の視覚・聴覚・言葉を奪う。 現状では説明のみで未披露だが、クラピカの調査によると「嘘はついていない」。 クルック 声 - 潘めぐみ(第2作) 酉。プラントハンター。音楽家、ダンサー。 全身に羽毛をさしたメンバー中最も小柄な女性。「○○!! ○○!! ○○!!」のように、3語1セットで叫ぶのが口癖(同じ言葉を連発する時も、違う語を並べる時もある)。短気な性格。大勢の鳥を操る能力を持つ。 チードル=ヨークシャー 声 - 大谷育江(第2作) 戌。三ツ星ハンター。難病ハンター。医師、法律学者。十二支んの頭脳。親会長派の急先鋒。第14代会長(十二支ん戌も継続)。 プードルに似た顔をし、眼鏡をかけた知的な女性。髪の色は緑。喋った内容に対して「→」を挟んで要約や対象を付け加える話し方をする(アニメ版では話す相手を指差しながら話す)が、キャラ作りである。思考はモラリストかつバランス重視のマニュアリスト。パリストンからは一方的におちょくられている。 会長選挙では、自身の能力の高さと親会長派であることからパリストンに次ぐ支持を集めていた。最終的にはパリストンの当選を阻止するため対抗馬のレオリオをも巻き込んで策を弄するも、結果的に敗北する。しかし、パリストンに譲られる形で会長に就任し、選挙は終結する。パリストンによると、戦闘力はそこまで高くない様子。 B・W号では一般客層で医療室を仕切り、レオリオにも指示をしている。 ジン=フリークス 亥。二ツ星ハンター。例外その2。 ゴンの父親。2年に一度しか十二支んの会合に姿を見せない。会長選挙後に十二支んから脱退している。 詳細は「ジン=フリークス」を参照 レオリオ 十二支んの空いた空席を埋めるべく、協会の推薦で十二支んへ加入。亥。 詳細は「レオリオ」を参照 クラピカ レオリオが推薦し、ある条件のもとで十二支んへ加入。子。 詳細は「クラピカ」を参照
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