どう‐こう【瞳孔】
瞳孔
読み方:ドウコウ(doukou)
瞳
瞳ひとみ,瞳孔どうこう
ひとみは瞳孔といわれます。虹彩の中央にあるまるいあなで,光の入口です。これはカメラでいえばシポリにあたるところで,光が強い(明るい)と小さく縮み,夜や暗いところでは大きくなって目の中に入る光の量を加減します。また,それと同時に,近くを見るときは縮小して像をはっきりとさせます。 ひとみの特徴としては, |
Q.ひとみが大きくなる(散瞳)、小さくなる(縮瞳)とはどういうことですか
| ひとみの働きは,カメラとよく似ています。カメラでは晴れた日はしぼりをとじ,曇った日はしぼりをあけて,一定の量の光をフィルムの上に与えるようにしています。目もこれと同じで,常に一定の量の光を入れようとして,微妙にひとみの大きさを調節していますが,何らかの理由で調節がきかないと,ひとみが開きすぎたり(散瞳一瞳孔径6mm以上),閉じすぎたり(縮瞳一睡孔径2mm以下)します。虹彩の中には瞳孔散大筋と瞳孔括約筋という筋肉があり,虹彩の幅を変えてひとみの大きさを変える働きをします。瞳孔散大筋が縮むとひとみは開き,括約筋が縮むとひとみは小さくなります。 (1)対光反応 一 生きているときにしか起こらない反応で,目に光をあてると0.2秒後にすばやく縮瞳し,1秒間で最高になってその後少し散瞳します。 医師が,死亡直後の人の目にライトをあて「ご臨終です」と言う光景をテレビなどで見たことがあるでしょう。これは対光反応を見ているのです。 | |
Q.人によってひとみの色が違うのはなぜですか | ひとみの色は虹彩の色で決まります。虹彩の色はその中に含まれているメラニン色素の量によって決まります。この色素の量が多いと茶かっ色,少ないと灰色や青色になります。 | |
Q.白ウサギのひとみはなぜ赤いのですか | ウサギの目も人間の目もしくみはだいたい同じです。ウサギの虹彩には色素がなく,目の奥の脈絡膜の血管の色がすきとおって瞳孔領が赤く見えるのです。それに対し,黒ウサギには色素が多く,瞳孔領は黒く見えます。 | |
ひとみの形は,人間のように丸いひとみ,猫のように細長いひとみの二種類があるといわれています。また,細長いひとみでもタテに長いものとヨコに長いものとがあります。 (1)タテに細長いひとみ - 瞳孔の運動がす早くできることと,強い光があたってひとみが小さくなるとき目に「フタ」をしたようになり、光をさえぎる効果が非常に強いのです。 このタテに細長いひとみは夜光性の動物に多いといわれています。(ネコなど)。 (2)ヨコに細長いひとみ 馬などがこのひとみを持っています。このひとみは,やはりまぶしさをさけることができ,また,前後の方向に広く見られる(広い視野がとれる)ためだといわれています。 草食動物にとって大切なことは,水平線のズーツと遠くを見て敵がくればすぐに逃げだすことであり,あまり上の方を見る必要がないためです。 |
瞳孔
瞳孔
瞳孔
「瞳孔」の例文・使い方・用例・文例
- 彼の瞳孔はまだ生きていることを示している
- 瞳孔が開いていて危険な状態だ
- 瞳孔散大
- 瞳孔縮少
- 瞳孔(ひとみ)の拡がる眼病がある
- 瞳孔拡張
- 彼の瞳孔は広がった
- 目の瞳孔の拡大
- 彼女の目の瞳孔縮小
- 筋肉が虹彩を外側に引っ張る時の、反射的な瞳孔の拡張
- 強い光における、目の瞳孔の自動萎縮
- 目の瞳孔の収縮の、目の瞳孔の収縮に関する、または、目の瞳孔の収縮を引き起こす
- 縮瞳(目の瞳孔の圧縮)を引き起こす薬
- 目の瞳孔が拡大する原因になる薬
- 瞳孔を広げて、鼻づまりを楽にするのに使用される力強い血管収縮神経
- 鎮静剤として悪心を治療するためと眼の処置で瞳孔を広げるために用いられるアルカロイド
- 目に入る光量が、順番に制御される瞳孔の大きさを制御する筋骨逞しい横隔膜
- 目に瞳孔がないこと
- 脊柱の頸部で神経に対する損害の結果として起こる症状のパターン(眼瞼下垂、瞳孔縮小、及び顔面発汗の欠如)
- 目に入る刺激に対する瞳孔の反射
瞳孔と同じ種類の言葉
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