括約筋

デジタル大辞泉

かつやく‐きん〔クワツヤク‐〕【括約筋】

読み方：かつやくきん

収縮によって管状や環状の器官を閉じる作用をする筋肉。肛門・幽門・尿道などにあって内容物の排出を調節するものや、瞳孔にあって虹彩の絞りを調節するものなど。

生物学用語辞典

括約筋

英訳・(英)同義/類義語：sphincter, musculus sphincter

環状筋で、収縮によって環状の器官（十二指腸や肛門など）閉鎖する。

「生物学用語辞典」の他の用語

個体の器官や組織など：

感覚受容器  感覚器  感覚神経  括約筋  拮抗筋  接合子柄  支柱根

PDQ®がん用語辞書

括約筋

【仮名】かつやくきん
【原文】sphincter

弛緩または緊張することによって体内の通路や開口部の開閉を担っている環状の筋肉。例えば、肛門括約筋（肛門開口部）や幽門括約筋（胃の下側の開口部）などがある。

ウィキペディア

括約筋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/12/10 09:44 UTC 版)

括約筋（かつやくきん）は、瞳孔、胃の幽門部、肛門、内尿道口などの部位に存在する輪状の筋肉で、「括（くく）る」の文字が示すように、ある種の弁もしくはバルブの役割をする筋肉である人体の場合は骨格筋性の括約筋と平滑筋性の括約筋がみられる。

Weblio日本語例文用例辞書

「括約筋」の例文・使い方・用例・文例

• 噴門括約筋（食道と胃の間）の発作
• 彼は括約筋をコントロールできなくなっていた
• 動向を小さくさせる明るい光（または特定の薬薬物）に対応した虹彩の括約筋の反射収縮
• ぼうこうの高まる圧力に対応した尿道括約筋の緩和
• 隣接組織から静止した組織の配置を区別できないので、検死で認識が可能でない括約筋
• 肛門の括約筋
• 尿道を締める筋状の括約筋
• 膀胱の括約筋
• 総胆管の平滑筋性括約筋
• 主膵管の平滑筋性括約筋
• 胃を十二指腸から分離する幽門の括約筋
• 胃から十二指腸への食物の通り道を妨げる幽門括約筋の狭窄
• 肛門括約筋における、または、肛門括約筋の中の静脈の膨張によって引き起こされた痛み
• まとまった量の排泄物が生成されていないのに、切迫した便意を伴う肛門括約筋の痛みのある攣縮
• 胃から幽門括約筋を通じて十二指腸に進む部分的に消化された食物の半流動体の固まり
• 肛門括約筋という,哺乳類の肛門にある括約筋