ぜん‐じょう〔‐ジヤウ〕【禅譲】
禅譲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 14:14 UTC 版)
禅譲(ぜんじょう)は、君主(ほとんどの場合、皇帝)が、その地位を血縁者でない有徳の人物に譲ることである。実際には、歴史上禅譲と称していても譲られる側が強制して行われていることが多い。
注釈
- ^ 中国史以外に類例を見るなら、王政ローマは世襲ではなく有力者が選挙によって選ばれた。ただしこちらも、共和制期においての理想化に過ぎないという説もある。
- ^ 後漢が黄巾の乱によって衰退する、魏が明帝死後に実権のない幼帝斉王芳が擁立される、東晋が司馬道子、司馬元顕の専横、孫恩の乱や桓玄の簒奪で衰退、唐が黄巣の乱で衰退するなど
- ^ 後漢内部での曹操の登場、魏での司馬師、司馬昭、東晋内部での劉裕、唐での朱全忠、など
- ^ 後漢内部での献帝、魏の元帝、東晋の安帝および恭帝、唐の哀帝など
- ^ 213年曹操が魏公となる、258年司馬昭が晋公となる、418年劉裕、宋公となる、など
- ^ 216年曹操が魏王となる、264年司馬昭が晋王となる、419年劉裕、宋王となる、など
- ^ 213年曹操が魏公となり、九錫を与えられる、258年司馬昭が晋公となり、九錫を与えられる、418年劉裕、宋公となるともに九錫を与えられる、など
- ^ 220年曹操の子魏王曹丕、魏を建てる、420年劉裕、宋を建てる、など
- ^ 220年後漢の献帝が山陽公となる、265年魏の元帝が陳留王となる、479年宋の順帝が汝陰王となる、など
- ^ 直接禅譲に繋がらない殺害は、これ以前からあった。自らに対して兵を挙げた、魏の曹髦を殺した司馬昭(直接の下手人は成済)など
出典
- ^ 岡崎 & 王 1999, pp. 14–15.
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