ストーリー別の登場人物
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「心霊探偵 八雲」の記事における「ストーリー別の登場人物」の解説
第一巻 赤い瞳は知っている 小沢綾香(おざわ あやか) 幼いころに事故で亡くなった、晴香の双子の姉。生前はピアノを習っていた。 美樹(みき) あかずの間で霊に憑依されて入院していたが、事件解決後に解放され元気になった。 和樹(かずき) 美樹の彼氏だが、怖くて実家に隠れていた。アニメ版・ドラマ版では犯人に殺されてしまう。 祐一(ゆういち) 原作・アニメ版では殺されてしまうが、漫画版では犯人だった。 高岡 ゼミの講師。原作・アニメ版の真犯人。 第二巻 魂をつなぐもの ドラマ版でのサブタイトルは『少女』。木下 英一(きのした えいいち) 声:遊佐浩二 / 演:諏訪太朗 「木下外科・産婦人科」(アニメ版では産婦人科のみ)の医師。八雲が産まれた時、担当した医師。妻は既に亡くなっている。両目の赤い男の力を借りて娘の亜矢香の復活を願い亜矢香に似た女子高生達を犠牲にした。八雲から亜矢香を苦しませたことに気づき己の過ちを知る。 ドラマ版では己の過ちを気づくことはなく、その後も「輪廻転生術」を続け新たに4人目犠牲者の女子中学生の遺体が発見される。八雲の説得にも耳を貸さず犯行をやめないまま次の話に移行したため、その後のことは不明である。 木下 亜矢香(きのした あやか) 声: - / 演:宮内彩花 英一の娘。1年前の台風で、塾の帰りに増水した川に落ち亡くなった。父親の事件を心配して幽霊となって現れせつな願いとして父に止めてと訴え続けていた。父親の犠牲となった女子高生達の死の恐怖や苦しみを取り除くために彼女達に憑依し亜矢香が肩代りした。そしてその度に亜矢香は死の恐怖や苦しみを味わった。 ドラマ版では女子中学生連続殺人事件の最初の犠牲者で、死亡した場所が倉庫の離れの古井戸に変更されている。死因は絞殺による窒息死。享年12。 内山(うちやま) 木下の友人。原作版のみ登場。 橋本 留美(はしもと るみ) 女子高生。亜矢香に似ていたために女子高生連続誘拐殺人事件に巻き込まれた少女。安藤に監禁されるが、八雲と後藤刑事に救出され病院に収容された。 ドラマ版では女子中学生連続殺人事件に巻き込まれ行方不明となった3人目の犠牲者。12歳。生存不明で、本人は登場しない。 安藤 崇(あんどう たかし) 元医者。43歳。両目の赤い男の紹介で、亜矢香に似た少女を調達するのが役目。3年前に違法な薬物を製造し自分に使ったり仲間に横流しした罪で警察に捕まった経歴がある。人の弱みに付け込み金を集る癖が仇となり英一に毒殺される。幽霊となってからは新聞記者の真琴に憑依し彼女の肉体を乗っ取ろうとしたが、亜矢香の話を聞きくと漸く理解し真琴の体から消えた。 ドラマ版では安藤正雄、30歳、無職の一人暮らしで引き篭もりの設定に変わっている。車に轢き逃げされた後に千鶴の体に憑依する。女子中学生連続殺人事件の犯人と思われていた。 佐貫 千鶴(さぬき ちづる) 演:神谷美花 ドラマ版に登場。女子校生で令嬢。ひき逃げ事件に遭遇した千鶴は現場で気を失い、病院で意識を 取り戻した時にはひき逃げされた安藤正雄に憑依されてしまう。後に体の衰弱で息を引き取る。父親は警察の上層部。 中川 美穂(なかがわ みほ) ドラマ版に登場。享年12。女子中学生連続殺人事件の2人目の犠牲者。死因は溺死で倉庫近くのゴミ捨て場に遺体で発見される。 第三巻 闇の先にある光 神山 栄治(かみやま えいじ) 演:並樹史朗 霊媒師。ドラマ版では「飛び降りる女」編に登場。 第四巻 守るべき想い 大森真人(おおもり まさと) 晴香が担当するクラスの児童。事件の後、転校する。パート先で浮気した母親が家出して後に離婚したため、寂しさのあまり父親が暴力を振るうことを理解しており、不仲でも本気で殺そうと思ったわけでなかったが、28年前の異母兄弟に成り済ました牛島に睡眠薬を父親に飲ませるよう唆され父親殺しの共犯にされてしまう。 牛島敦(うしじま あつし) 母親に虐待されて火災で焼死した異母兄弟の戸部賢吾に成り済まし、彼の父親が財産が原因で入れ替わりを黙認するも死を直前に真相を明らかにしようとしたことで撲殺し、同級生の大森博則を殺して彼に成り済ましていた。しかし、真人を事件に巻き込んだことで八雲の怒りを買い真相を暴露されて元の自分自身に戻り刑に服すことになる。 第五巻 つながる想い 小沢一裕(おざわ かずひろ) 晴香の父親。蕎麦屋を経営。アニメ版では登場しない。八雲に蕎麦ではなく石ころを出したが、後に彼を気に入り酒を持って押しかけた。 小沢恵子(おざわ けいこ) 晴香の母で、斉藤梓の友人にして恩人。ずっと連絡を取っていなかったため、娘に知らされるまで梓が心を病んで息子を殺しかけて失踪したことを知らなかった。 武田俊介(たけだ しゅんすけ) 声:浜田賢二 フリーのジャーナリスト。斉藤梓のフィアンセで、八雲の義父になる筈だった男性。15年前の1991年2月10日に起こった未解決事件「七瀬邸一家4人殺害事件」の容疑者。警察の上層部からは七瀬家が経営していた私立中学校の不祥事をネタにしたことから不当な圧力をかけられて職を失い、その腹癒せで犯行に及んだものと決めつ付けられてしまう。しかし、実際には美雪が武田の犯行を見せかけるための完全犯罪であることが明らかになった。両眼の赤い男に口封じで殺された後に密かに遺体を埋められたが、工事により掘り起こされたことで魂が覚醒した。 アニメ版では刑事達にわざと姿を見せて晴香のマンション周辺に彼らを誘導し、彼女を狙った美雪の凶行を阻止し、囚われた後藤に15年前の真相と八雲の危機を知らせる等の活躍を見せた。事件解決後、斉藤梓と結ばれ成仏した。八雲の父親として彼を守ることに全身全霊を傾けており、既に自身の無実などどうでも良くなっていた。 内藤セツ子(ないとう セツコ) 声:幸田夏穂 美雪の小学校時代の担任。 第六巻 失意の果てに 榊原源一郎(さかきばら げんいちろう) 声:松本保典 恵林堂医科大学病院の教授。佳子の父親で、担当医でもある。一心に手術をした執刀医だが、精密検査にやって来た一心が臓器提供に同意していると聞いて、密かに娘の適合性を調べた。一心の臓器が佳子に移植されることが確実だと判断すると両目の赤い男のフォローで、故意に一心を脳死状態にした。最後は八雲が佳子を救う優しさに触れ罪を認めた。そして一心の葬儀会場で、礼の挨拶を済ませると警察に出頭した。妻とは既に離婚しており娘の佳子は妻に引き取られた。 新井真央(あらい まお) 声:生天目仁美 恵林堂医科大学病院の外科及び脳外科医。一心に余命1年の告知をした担当師。幽霊調査の依頼人。 間宮佳子(まみや よしこ) 声:下屋則子 榊原教授の娘。12歳。旧姓は榊原で、両親が離婚後に母方に引き取られた。一心と奈緒が病院で知り合った入院中の少女で、後に奈緒の友達となる。移植手術を行わないと余命半年の命。先天的に魂が抜けやすい体質で、強い感情を持ったときに彼女の生霊が夜な夜な入院患者の前に現れて「何時死ぬの」かを尋ね歩いた。患者の誰かが死んで、その臓器が移植されれば自分は死なずに済む、そんな強い思いが本人も自覚がないまま魂が抜けるという現象を引き起こした。普段は車椅子で、病院の庭で本を読んでいる。本や花が好き。八雲が臓器提供に同意したあと無事に移植手術を終えた。 佐藤耕平(さとう こうへい) 声:浦山迅 佳子の生霊に付き纏れた病院の入院患者。 外伝 SECRET FILES絆 高岸明美(たかぎし あけみ) 5年前に亡くなった八雲の中学時代の担任であり、奈緒の実母。梓同様両目の赤い男に強姦され奈緒と悠太を出産する。八雲を心の底から心配し、昔家庭教師をしてもらっていた一心に恋心を抱いていた。その後一心にプロポーズされ結婚を誓うが、ある事件に巻き込まれ命を落としてしまう。彼女は最期まで八雲に感謝していた。アニメ版では「つながる想い〜縁〜」に登場するが本人は登場しない。 佐知子(さちこ) 第七巻 魂の行方 由美子(ゆみこ) 大森真人の転校先での友達。凛の幽霊に取り付かれた。 若林(わかばやし) 長野署の刑事。由美子の親戚で、由美子を助けるために、管轄の異なる後藤に事件の情報を伝える。 栗田(くりた) 長野署の警官で、若林の部下。 凛(りん) 八雲の祖母、両目の赤い男の母親。息子を連れて村に流れてきた。しかし、周囲に"鬼女"と呼ばれ、拷問や蹂躙の果てに惨殺された。彼女の死と額に角に見える角質があり、目が赤かったことなどから鬼と呼ばれ虐げられたことが両目の赤い男の価値観に大きな影響を与え、後に母を惨殺した2人の人物を殺害することに至り、孫にあたる八雲にまで因果が及ぶこととなる。 第八巻 失われた魂 夏目 葉子(なつめ ようこ) 西多摩署の刑事。8巻の事件で石井と組まされるが、本人は男性を毛嫌いしており、当初は石井に対して突き放すような態度だった。実は七瀬美雪に唆されて恋人の女性を殺された復讐に殺人に手を染めて八雲に濡れ衣を着せた真犯人であり、恋人が強姦された挙げ句に妊娠・出産した上で殺され、死後は呪われた種でも我が子である娘に復讐をさせようとしたことまでは知らなかった。 外伝 ANOTHER FILES いつわりの樹 望月利樹(もちづき としき) 後藤の部下・石井の同級生で彼をイジメていた。事故死したと思っていた元カノの由香里の魂に憑依された婚約者・優子の手で殺されたショックで現世に留まってしまうが、真相を知り石井に対する謝罪の言葉を八雲に託して成仏した。 箕輪優子(みのわ ゆうこ) 両親の離婚により母の旧姓「箕輪」を名乗っているが、婚約者・望月の元カノの1歳年下の実妹。望月が密かに自身に心変わりしたことで別れ話を持ち出された姉により家でも学校でも虐待され、石井が望月に命令されて由香里に会った日に姉を石段から突き落として殺した。 小阪由香里(こさか ゆかり) 石井と妹を虐待して喜んでいた女子生徒。恋人の望月が妹に心変わりしたことを知り、仲の良かった妹を虐待したことで恨みを買い殺されてしまう。望月が自身を殺したと思い込んで妹に憑依して彼を殺したが、その直後に優子が真犯人だと知り晴香の友人に憑依して優子を殺そうと企んだ。しかし、八雲に自身の他者をいたぶって喜ぶ愚挙がそもそもの原因だと諭され妹に対する謝罪の言葉を残して成仏した。 第九巻 救いの魂 蒼井秀明(あおい ひであき) 霊が視える義妹・優花を守るため、自身が視えると周囲に吹聴して高校時代に八雲の顰蹙を買った。優花の実父が殺害された事件で彼女が犯人だと思い込んで証拠隠滅等々を行って事件を混乱させ、その挙げ句に真相に近づいた八雲を拉致して青木ヶ原樹海に放置したことで霊視能力が無いことが八雲以外の人間にも露見した。証拠隠滅による事件の混迷化を招いたとして逮捕されることになる。 蒼井優花(あおい ゆうか) 秀明の父と再婚した香織の連れ子。母と義父を事故で死なせたばかりか川に沈めた犯人だと出頭した人物が息子を庇っていることに気づいて真犯人に誘拐されるが、八雲と後藤に救出された。実父を利用するために自身を人質にしようとした教祖と実父との口論を止めようとして突き飛ばされて頭を打ち意識を失い、さらには自身を殺人犯だと誤解した義兄の証拠隠滅や八雲拉致等を必死に止めようと幽体離脱していて死にかけるも八雲が真相を明らかにして無実を義兄に教えてくれたので覚醒した。
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