エスシーピーとは? わかりやすく解説

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SCP

別表記:エスシーピー

 

「SCP」とは

SCP(Special Containment Procedures)とは、架空の団体であるSCP財団題材にした作品群に登場する語句で、自然法則反した異常な存在の特別収容プロトコルのこと。

複数の略称でもあり、SCP財団SCP財団目的Secure Contain Protect)、またはアノマリー異常な存在超常現象そのものを指す場合もある。

「SCP」の意味

SCPは、Special(特別)、Containment封じ込め)、 Procedures手続き)の三つ単語頭文字をとった略語自然法則反した存在にはSCP-〇〇〇といった番号振られており、SCP財団における異常な存在管理番号である。SCPは、ホラーコメディといった複数ジャンル構成されている。SCPに影響された作品制作されたり、マイクラMinecraft)といったメジャーなゲームにSCPを登場させるMOD作られることもある。Yahoo!知恵袋などで存在するのか、といった質問がたびたびされるが、あくまで架空の存在であり実在しないポケモンgoでは、ポケモン強さを表す非公式ステータスとしてSCP(Standard Combat Power)の語句用いられているが、SCP財団とは一切関係がない。

「SCP」の歴史

SCPが初め創作されたのは、英語圏大型匿名掲示板4chan」である。2007年超常現象板でSCP-173が投稿されたのをきっかけに、同様の作品複数投稿されミーム化するようになった作品投稿されていく過程SCP財団設定創作共有されていき2008年1月にEditThis Wikiにてまとめサイト開設される2008年7月には、ポーランドWikiホスティングサイトであるWikidotに移設し、直接投稿できるWikiページとなった開設当初英語圏のみであったが、年月が経つにつれて日本中国ロシアといった英語圏以外の国でも広がり始める。世界中でWiki作られ本家とされるWiki(SCP_Foundation)以外でも創作活動おこなわれている。

「SCP」の熟語・言い回し

「SCP」の熟語言い回しにはさまざまなものがある。

SCP財団とは


SCP財団(SCP_Foundation)とは、2008年開設され共同コミュニティサイト、またはコミュニティサイト創作され作品登場する組織名である。メインコンテンツは、創作され超常現象やその報告書とされており、世界各地でSCPに関連するコンテンツ制作されている。創作に関して詳細なガイドライン設けられているため、作品執筆投稿する際にはガイドライン詳細把握しておかなくてはいけない投稿され作品には閲覧者意見することができ、他者指摘感想取り入れて作品改良できるのが特徴的である。ホラー要素取り入れた作品多く閲覧時には注意必要だ

SCP財団は、特別収容プロトコル必要な存在であるSCPオブジェクト(SCiP)から人類を守る任務帯びている、という設定。SCPオブジェクトSecure確保)、Contain収容)、Protect保護)を目標としているが、不可能であると判断すれば破壊する場合もある。北米本部以外にも世界各地サイトエリア呼ばれるセキュリティ施設所有しており、人類脅威となる存在隔離するよう日々対処している。

SCP一覧とは


SCP財団がSCPを表にまとめた一覧表のこと。SCP-001~SCP-999までが掲載されており、SCPの番号選択することで詳細なデータ閲覧可能だ。各SCPのページには、収容難易度目安としてオブジェクトクラスが設定されている。「Safe」は、比較的安全かつ容易に収容できるクラスで、意図的に異常を発生させなければ問題なし判断されアノマリーだ。「Euclid」は、解明されていない部分多く挙動予測不能である場合設定される。「Keterha」は、安全に収容することが困難であり、人類脅威となるアノマリー設定されるオブジェクトクラスだ。

「Thaumiel」は、財団限られたメンバーにしか知らされていないオブジェクトクラスで、Keterhaに対抗しうる存在である。「Neutralized」は、破壊無力化など、何らかの原因異常性なくなった場合設定される。「Apollyon」は、収容できない場合設定され、Apollyon認定を受ける際には、すでに手遅れ対処できない場合が多い。「Archon」は、収容可能ではあるが、収容することで悪影響が出る場合設定され、あえて収容しいでいるオブジェクトクラスだ。「Explained」は、完全に解明されアノマリーねつ造誤認だと判断され場合設定される

SCP-173とは


一番初めに創作されたSCPであり、彫刻オリジナルとも呼ばれている。人の形を模した彫刻で、鉄筋コンクリート形成されているSCPオブジェクトだ。オブジェクトクラスはEuclidで、SCP財団によって収容されている。誰か見られていないときに動き出し見られる活動停止するのが特徴的だ一瞬でも目を離す高速移動して人間を襲うため、常に誰かが見張ってなくてはならない人間に対して明確な敵意持っており、管理には十分な注意が必要とされる

SCP-173で使われている画像は、加藤泉氏の彫刻作品無題 2004」だ。「無題 2004」を見た海外4chanユーザーが、SCPの設定思いついて掲示板投稿したのが、SCPが生まれきっかけである。加藤氏は「無題 2004」がSCP-173として認知されることを望んではいなかったが、SCP側の交渉により非商用での使用という限定的な条件で、SCPサイト上で画像使用許諾していた。SCP側は画像使用に関してガイドライン設け商業目的使用しないようユーザー求めたが、違反者続出したためサイト上から画像削除する事態となった

SCP-096とは


SCPオブジェクト一つであり、別名では「The "Shy Guy" (シャイガイ)」と呼ばれている。オブジェクトクラスはEuclid人型身長が2.38m、腕の長さが1.5m、顎は平均的な人間の4倍に開くことができる。体毛色素欠如しており、人とはかけ離れた見た目特徴的だ。脳は未発達知性感じられず、視力があるかどうか不明である。普段おとなし性格をしており、収容され施設内の東側うろついているだけだ。食事を必要とせず、放っておいても餓死することはない。

シャイガイ呼び名が付くだけあって、非常に恥ずかしがり屋である。自分の顔を見た相手恥ずかしさのあまり殺してしまうほどのシャイであり、どこまでも追いかけて必ず死に追いやる特性を持つ。顔を見てしまうとシャイガイは顔を両手覆い苦悶しながら泣き叫び支離滅裂な言葉発する。最低でも35km/hという驚異的なスピード追いかけてきて、対象殺害してしまうのだ。殺害方法は、報告書記載されていないため不明である。なお、唯一殺害できなかったのはSCP-682のみだ。本人の顔を直接見なくても、映像記録写真といった間接的な顔の確認でもシャイガイ反応してしまう。ただし、絵に描かれた顔を見た場合反応しない

SCP-682とは


SCPオブジェクト一つであり、別名では「不死身爬虫類」や「不死身ドラゴン」と呼ばれている。オブジェクトクラスはKeterで、SCPの中でもトップクラス知名度を誇る。巨大な爬虫類見た目をしており、不死身呼ばれているだけあって、どれだけ身体傷付けられても再生して死ぬことがない身体再生する際には、自身形態変化させ、攻撃環境適応させることが可能だ知能高くて人間の言語理解しているが、すべての生命憎しみ抱いているためか、発する言葉のほとんどは罵声である。

収容時には、SCP-682の再生能力無効化するために、内側耐酸性板金加工施した25cmの厚みがある5m立方体コンテナ塩酸漬けにしている。何度も脱走試みており、脱走のたびに甚大な人的被害発生している。SCP-682を殺害するために、あらゆる兵器やSCPを投入しているが、殺害には至っていない。なお、SCPサイト内で使われいた画像は、サハリン・モンスターと呼ばれる写真であったが、著作権の問題発生したため2020年別の画像差し替えられている。

エス‐シー‐ピー【SCP】


エス‐シー‐ピー【SCP】


.scp

読み方:エスシーピー

.scpとは、Windowsダイヤルアップ接続時を行う際に用いられるスクリプトファイルに付く拡張子のことである。



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