こう‐こう

実用日本語表現辞典

後行

読み方：こうこう

後から行くこと、または、後から行うこと。対義語は「先行」。

（2020年12月17日更新）

デジタル大辞泉

こう‐こう

［副］

１ キツネの鳴き声を表す語。こんこん。

「狐々と呼びければ、—と鳴きて」〈今昔・二七・四〇〉

２ 鶏の鳴き声を表す語。

「鶏の蹴合ふまねをせい。…—こう、こきゃあ、—」〈虎寛狂・二人大名〉

こう‐こう〔カウ‐〕【交^×媾】

読み方：こうこう

［名］(スル)男女、または雌雄がまじわること。性交。交合。

こう‐こう【公侯】

読み方：こうこう

１ 大名。諸侯。

２ 公爵と侯爵。

こう‐こう〔‐カウ〕【公行】

読み方：こうこう

［名］(スル)

１ 悪事などが盛んに行われること。

「賄賂—し」〈津田真道訳・泰西国法論〉

２ 公然と振る舞うこと。横行。

「盗賊—して」〈福沢・福翁百話〉

３ 書物などを刊行すること。

「活字版を用いて書を—する」〈柳河春三編・万国新話〉

こう‐こう〔‐カウ〕【功効】

読み方：こうこう

１ てがら。功績。

２ ききめ。

こう‐こう〔‐カウ〕【口^×腔】

読み方：こうこう

口からのどまでの空洞部分。口の中。

[補説] 医学では慣用的に「こうくう」という。

こう‐こう〔カウ‐〕【坑口】

読み方：こうこう

「こうぐち（坑口）」に同じ。

こう‐こう〔カウカウ〕【孝行】

読み方：こうこう

［名・形動］(スル)

１ 子として親を大切にすること。また、そのさま。親孝行。「—な息子」「親が元気なうちに—する」

２ 親に対するのと同じように、人を大切に扱うこと。「奥さん—」

こう‐こう〔‐カウ〕【工高】

読み方：こうこう

「工業高等学校」の略。

こう‐こう【後攻】

読み方：こうこう

［名］(スル)野球など攻撃と防御とを交互に行うスポーツの試合で、攻撃の順番があとであること。また、そのチーム。あとぜめ。⇔先攻。

こう‐こう〔‐カウ〕【後考】

読み方：こうこう

未解決の問題などを、あとで考えること。また、後代の人の考え。「—を俟(ま)つ」

こう‐こう〔‐カウ〕【後項】

読み方：こうこう

１ 同一文書の、あとの方にある条項・項目。「—で詳述する」⇔前項。

２ 数学で、比a：bにおけるbのこと。⇔前項。

こう‐こう〔かうかう〕【^×斯う^×斯う】

読み方：こうこう

《「かくかく」の音変化》

［副］ある事柄を概括的に指し示すのに用いる。これこれ。かようかよう。「—こういうわけで来られなかった」「—しかじかの事情」

［感］呼びかけの語。これこれ。

「—、おめえ夕べは大酒屋か」〈滑・浮世風呂・二〉

こう‐こう〔カウカウ〕【^×杲^×杲】

読み方：こうこう

［ト・タル］［文］［形動タリ］日光の明るいさま。

「朝日は—として」〈蘆花・自然と人生〉

こう‐こう〔カウカウ〕【^×浩^×浩】

読み方：こうこう

［ト・タル］［文］［形動タリ］

１ 水がみなぎり広がっているさま。

「大海哮(た)けり、—又—たり」〈蘆花・自然と人生〉

２ 果てしなく広々としているさま。「—として静かな天」

こう‐こう〔カウ‐〕【港口】

読み方：こうこう

港の出入り口。

こう‐こう〔クワウクワウ〕【^×煌^×煌／^×晃^×晃】

読み方：こうこう

［ト・タル］［文］［形動タリ］きらきらと輝くさま。明るく照るさま。「—たる星の輝き」「電球が—と輝く」

こう‐こう〔カフカウ〕【甲香】

読み方：こうこう

⇒貝香(かいこう)

こう‐こう〔クワウカウ〕【皇考】

読み方：こうこう

在位中の天皇が亡くなった先代の天皇を言う語。

こう‐こう〔カウカウ〕【^×皓^×皓／^×皎^×皎】

読み方：こうこう

［ト・タル］［文］［形動タリ］

１ 白く光り輝くさま。清らかなさま。

「障子に映る—たる月影に」〈木下尚江・良人の自白〉

２ 何もなく広々としているさま。

「余る所は—冽々たる空霊の気だけになる」〈漱石・吾輩は猫である〉

こう‐こう〔カウカウ〕【硬^×膏】

読み方：こうこう

常温では固形で、加温軟化して皮膚に粘着させて用いる外用剤。硬膏薬。硬膏剤。⇔軟膏。

こう‐こう〔カウカウ〕【硬鋼】

読み方：こうこう

炭素の含有量が0.6〜1.5パーセントの鋼。軸・レール・工具などに使用。高炭素鋼。

こう‐こう〔カウカウ〕【^×耿^×耿】

読み方：こうこう

［ト・タル］［文］［形動タリ］

１ 光が明るく輝くさま。

「洋灯(ランプ)が—と輝いて居る」〈独歩・忘れえぬ人々〉

２ 気にかかることがあって、心が安らかでないさま。

「転(うた)た—と神(しん)すみ…眠りも得やらず」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉

こう‐こう〔カウクワウ〕【^×膏^×肓】

読み方：こうこう

《「膏」は心臓の下部、「肓」は隔膜の上部》

１ からだの奥深いところ。ここに病気が入ると治らないという。

２ 漢方の経穴(けいけつ)の一。背中の第4胸椎下から、大人で約6センチの所。

[補説] 「こうもう」は誤読。

こう‐こう〔カウカウ〕【航行】

読み方：こうこう

［名］(スル)船舶や航空機が航路を行くこと。「太平洋を—する船」

こう‐こう〔カウカウ〕【行行】

読み方：こうこう

［形動タリ］しだいに進んでいくさま。また、どこまでも歩いていくさま。

「—として重ねて—たり」〈海道記・序〉

こう‐こう〔クワウカウ〕【鉱坑】

読み方：こうこう

鉱山や炭鉱で、調査・採掘のために掘った穴。

こう‐こう〔カウカウ〕【^×鏗^×鏗】

読み方：こうこう

［ト・タル］［文］［形動タリ］《「鏗」は金石の打ち合う音の意》鐘の音などが鳴りわたるさま。

「浅草寺の明(あけ)六つの鐘が、—と鳴り渡って居る」〈菊池寛・蘭学事始〉

こう‐こう〔カウ‐〕【降紅】

読み方：こうこう

煎茶点前(てまえ)に用いる火箸(ひばし)。

こう‐こう〔カウカウ〕【香香】

読み方：こうこう

漬物。香の物。こうこ。

こう‐こう〔カウカウ〕【高崗】

読み方：こうこう

［1905〜1954］中国の政治家。陝西(せんせい)省の人。東北地方を基盤として活動し、1949年中央人民政府副主席、1952年国家計画委員会主席。のち、毛沢東から「反党連盟」結成の嫌疑をかけられ失脚し、翌年自殺した。カオ＝カン。

こう‐こう〔カウ‐〕【高工】

読み方：こうこう

旧制の高等工業学校の略。

こう‐こう〔カウカウ〕【高校】

読み方：こうこう

「高等学校」の略。「普通—」

こう‐こう【^×鴻溝】

読み方：こうこう

大きなみぞ。転じて、大きな隔たり。

「利害の—がある」〈漱石・吾輩は猫である〉

こう‐こう〔‐クワウ〕【^×鴻荒】

読み方：こうこう

《「鴻」は大きい、「荒」は遠い、の意》大昔。太古。

「大古—の世はいずれも載籍(しょもつ)なく」〈青木輔清訳・万国奇談〉

こう‐こう〔クワウ‐〕【黄口】

読み方：こうこう

《ひなのくちばしが黄色いところから》年が若く経験が浅いこと。また、その人。

こう‐こう〔クワウ‐〕【黄興】

読み方：こうこう

［1874〜1916］中国の革命家。善化（湖南省）の人。孫文と協調、中国革命同盟会を結成し、倒清運動を指導。辛亥(しんがい)革命後、南京臨時政府の陸軍総長。袁世凱(えんせいがい)討伐の第二革命に失敗して米国に亡命。ホアン＝シン。

経穴辞典

膏肓 （こうこう）

第４、第５胸椎棘突起間の外３寸
→Bladder Meridian

隠語大辞典

カウコウ

読み方：こうこう

1. 桶箱ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・富山県〕

分類 富山県

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香高

姓	読み方
香高	こうこう

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「こうこう」の例文・使い方・用例・文例

• 理由はこうこうであるとちゃんと説明しなさい。
• 彼の部屋は明かりがこうこうとついていた。
• 大きな建物は光でこうこうと輝いていた。
• クリスマスの前夜その家には煌々(こうこう)と明かりがともされていた.
• 町にはこうこうと電灯がついている.
• 月がこうこうと照る.
• 舞台はこうこうと照らされている.
• こうこういうわけで
• こうこういところ
• こうこういう場合にはこうこうせよ
• 病既に膏肓｛こうこう｝に入っている
• 外界から重みがある何か−我々がその重さはこうこうであると言えるもの−ジェームズ・ジーンズ