障子とは? わかりやすく解説

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しょう‐じ〔シヤウ‐〕【障子】

読み方:しょうじ

室内仕切り外気を防ぐのに用い建具総称明かり障子ついたて・ふすまなど。近年は、格子組んだ木の白紙張った明かり障子をいう。そうじ。《 冬》「あさがほの枯蔓うつる—かな/万太郎

鼻中隔(びちゅうかく)の俗称鼻の二つの穴の間の仕切り

障子の画像

そう‐じ〔サウ‐〕【障子】

読み方:そうじ

《「そう」は「しょう」の直音表記》「しょうじ(障子)」に同じ。

「—貼(は)らすべきことなど」〈源・浮舟


障子

読み方:ショウジ(shouji)

家屋内を仕切り、さえぎるもの。


障子

作者山本周五郎

収載図書髪かざり
出版社新潮社
刊行年月1987.9
シリーズ名新潮文庫


障子

読み方:ショウジ(shouji)

室内仕切りとして立て建具

季節

分類 人事


障子

読み方
障子しょうじ
障子りなれす

障子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 13:59 UTC 版)

障子(しょうじ)は、現在の和風建築では明かりを通すように枠に、主に和紙を貼っているパネル状の建具を指し、建具としての機能上は一般に引き戸の形式となっている。元々はさえぎる道具の意味で[1]、現在のドア、戸、カーテン、ブラインド、衝立屏風までも含む。


注記

  1. ^ 『建築大辞典』には「①平安時代に現れた障屏具の総称。〔そうじ〕ともいう」とある(建築大辞典1993、pp.719-720)。 『日本史広辞典』には「屋内の間と間の隔てに立てて人目を防ぐもの。もとは板戸、襖、明障子、衝立、屏風などの総称」とある(日本史広辞典、p.1081)。つまり建具・障屏具の総称ということになる。
  2. ^ a b 以降現在の障子は「ショウジ」と記す。
  3. ^ a b すずし(生絹)とは生糸を練らないで織った絹織物で薄くて軽い[1]。一方練絹は練り糸を織った絹織物である[2]。すずし(生絹)よりは防寒に役に立つ。
  4. ^ 『類聚雑要抄』は東三条殿の室礼を記したものなので、この「壁代此定ニテ、七幅」などからは母屋の柱間寸法は10尺ということになる。(川本重雄2015Template:Broken anchor)。

出典

  1. ^ a b 迎井夏樹1973、p.70
  2. ^ a b c 高橋康夫1985、p.23
  3. ^ 高橋康夫1985、pp.19-20
  4. ^ a b c 小泉和子2015、p.41
  5. ^ 小泉和子2005、pp.56-77
  6. ^ 小泉和子2005、p.108
  7. ^ 小泉和子2005、pp.132-136
  8. ^ a b c 山槐記、治承2年11月12日条・巻1,p.162
  9. ^ a b 高橋康夫1985、p.102
  10. ^ 建築大辞典1993、p.1478
  11. ^ 類聚雑要抄、pp.598-600
  12. ^ 年中行事絵巻、p.18上段
  13. ^ 関根正直1925、pp.8-9
  14. ^ 関根正直1925、下、p.6
  15. ^ 類聚雑要抄、p.596
  16. ^ 小泉和子1979、p.23
  17. ^ 関根正直1925、下、p.7
  18. ^ 年中行事絵巻、p.28下段
  19. ^ 関根正直1925、下、p.9
  20. ^ 年中行事絵巻、pp.50下段-53上段
  21. ^ a b 小泉和子2015、p.40
  22. ^ a b 小泉和子2015、p.43
  23. ^ a b 小泉和子2005、p.84
  24. ^ a b 類聚雑要抄、p.555
  25. ^ 川本重雄1998、p.168
  26. ^ 小泉和子2005、p.87
  27. ^ 年中行事絵巻、p.22下段・p.24上段
  28. ^ 高橋康夫1985、p.42
  29. ^ 川本重雄1987、p.75
  30. ^ むしゃのこうじ2002、pp.49-50
  31. ^ a b 高橋康夫1985、p.93
  32. ^ 春日権現験記絵、下,p.6下段,p.7上段
  33. ^ 本田榮二『ビジュアル解説 インテリアの歴史』秀和システム、2011年、373頁。 
  34. ^ 日本建築史図集2011、p.112
  35. ^ a b 竹中大工道具館2009、p.20
  36. ^ 台記』仁平4年(1154年)10月21日条
  37. ^ 川本重雄2005a、pp.180-181
  38. ^ 枕草子絵詞、p.47
  39. ^ 高橋康夫1985、p.28
  40. ^ a b c 高橋康夫1985、p.27
  41. ^ 小泉和子2015、pp.38-39
  42. ^ 小泉和子2015、pp.38-40
  43. ^ a b 小泉和子2015、p.39
  44. ^ 源氏物語絵巻、pp.30-31
  45. ^ 松崎天神縁起、p.53下段
  46. ^ 病草紙、p.99
  47. ^ 春日権現験記絵、下・p.13上段
  48. ^ 小泉和子2005、p.135
  49. ^ a b 中山繁信、長沖充、杉本龍彦、片岡菜苗子『窓がわかる本 設計のアイデア32』学芸出版社、2016年、144頁。 
  50. ^ a b c 中山繁信、長沖充、杉本龍彦、片岡菜苗子『窓がわかる本 設計のアイデア32』学芸出版社、2016年、155頁。 
  51. ^ a b c d 中山繁信、長沖充、杉本龍彦、片岡菜苗子『窓がわかる本 設計のアイデア32』学芸出版社、2016年、156-157頁。 
  52. ^ インテリア基本語研究会/編著『インテリア基本語辞典 第二版』彰国社、2000年、p194頁。 
  53. ^ 山槐記、治承2年(1178年)11月12日条
  54. ^ 山槐記、治承3年(1179年)12月16日条
  55. ^ 高橋康夫1985、p.46
  56. ^ 「山槐記」治承3年12月16日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  57. ^ 伝統のディテール1972、p.104
  58. ^ a b 伝統のディテール1972、p.102
  59. ^ 高橋康夫1985、pp.100-101,図3-2
  60. ^ 高橋康夫1985、pp.103-104
  61. ^ 鈴木嘉吉他1981Template:Broken anchor、p.20
  62. ^ 高橋康夫1985、p.104
  63. ^ 伝統のディテール1972、p.103 写真25
  64. ^ 高橋康夫1985、p.92
  65. ^ 高橋康夫1985、p.81
  66. ^ 高橋康夫1985、p.82


「障子」の続きの解説一覧

障子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 22:55 UTC 版)

寝殿造」の記事における「障子」の解説

現在「障子」というと和紙が貼られ、緩やかな光の差し込むものを言う。しかし寝殿造の時代初期においては、障子とは「さえぎるもの」「ふさぐもの」の意味で壁以外の仕切り建具一般可動パーティション全てを障子と呼んだ。しかし屏風は「屏風」と呼ばれ几帳も「几帳」と呼ばれて障子と呼ばれることは少ない。障子の発達そのまま寝殿造発達でもあり、また書院造への道でもある。「障子」には沢山の種類があるが、ここでは先の指図画像420)に出てきたものだけに限る。

※この「障子」の解説は、「寝殿造」の解説の一部です。
「障子」を含む「寝殿造」の記事については、「寝殿造」の概要を参照ください。

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障子

出典:『Wiktionary』 (2014/04/25 02:49 UTC 版)

名詞

(しょ↗うじ)

  1. 日本家屋室内仕切り外気防ぐのに用いる明かり障子ついたてふすまなどの建具総称そうじ。冬の季語
  2. 1. のうち明かり障子一般にはこの意味用いられることが最も多い
  3. 鼻中隔俗称

「障子」の例文・使い方・用例・文例

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