几帳とは? わかりやすく解説

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き‐ちょう〔‐チヤウ〕【×几帳】

読み方:きちょう

寝殿造り室内調度で、間仕切り目隠しに使う屏障具(へいしょうぐ)の一。土居(つちい)という台の上2本の柱立てて横木をわたし、それに夏は生絹(すずし)、冬は練絹(ねりぎぬ)などの帷子(かたびら)をかけたもの。高さは5尺と4尺とがある。

几帳の画像

几帳

読み方:キチョウ(kichou)

几すなわち手といわれるものに、帳をかけ目隠しとか蔽いしたもの


きちょう〔几帳〕

布帛用いた一種衝立装飾をかねて衝立屏風役目をなしたもの表面朽木形模様花鳥の絵を描いてある。また、錦や綾織物用いた美しいものを美麗几帳という。

きちょう〔几帳〕

几帳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/17 23:43 UTC 版)

几帳(きちょう)は、平安時代以降公家の邸宅に使われた、二本のT字型の柱に薄を下げた間仕切りの一種。




「几帳」の続きの解説一覧

几帳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 00:57 UTC 版)

障子」の記事における「几帳」の解説

几帳(きちょう)とは布のカーテンである。帷(とばり)を何か横に縫い合わせるここでいう帷は絹の布であり、当然人手機織であるので幅は着物反物想像する判りやすい。決まっているので『類聚雑要抄』にも布の長さ書いてあるが、布幅の記載は無い。 上から下まで全て縫うのではなく中間は縫わずに布を押し開けばその隙間から向こう側見えるようになっている例えば『年中行事絵巻』巻3「闘鶏」では主人家族の男は寝殿東三間の御簾巻き上げてあげて見物し、西の二間には御簾下ろしその内側に几帳が建てられている。そこを良く見ると主人家族なのか女房達なのか、4人の女性が几帳の中程開いて闘鶏見物している。 画像05が几帳で、持ち運び可能な台付きの低いカーテンである。その構造土居(つちい)という四角い木の台に2本の丸柱立て横木を渡す。それが几帳の几である。それに帳、つまり帷を紐で吊す。夏は生絹 すずし) 、冬は練絹用いた御簾内側立てるのは四尺几帳で、四尺とは土居(つちい)からの高さである。6尺の帷5幅を綴じあわす。表は朽木形文が多いがそれのみではない。裏と紐は平絹である。三尺几帳は帷4幅、主人御座傍らなどに用いる。座っていれば高三尺で十分隠れる。松崎天神縁起には、こちらの画像のように、右上奥方寝そべって和歌書いているシーン描かれているが、その手前にあるのが三尺几帳である。侍女達はその几帳のこちら側に居る。(几帳も参照。)

※この「几帳」の解説は、「障子」の解説の一部です。
「几帳」を含む「障子」の記事については、「障子」の概要を参照ください。

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