蘭学事始

デジタル大辞泉

らんがくことはじめ【蘭学事始】

読み方：らんがくことはじめ

江戸後期の回想録。2巻。杉田玄白著、大槻玄沢(おおつきげんたく)補訂。文化12年（1815）成立。明治2年（1869）刊。「解体新書」の刊行を中心に、蘭学導入の苦心談や興隆の機運を記したもの。蘭東事始。和蘭事始。

歴史民俗用語辞典

蘭学事始

読み方：ランガクコトハジメ（ｒａｎｇａｋｕｋｏｔｏｈａｊｉｍｅ）

江戸時代の回想記。杉田玄白著。

短編小説作品名辞典

蘭学事始

作者菊池寛

収載図書菊池寛―短篇と戯曲
出版社文芸春秋
刊行年月1988.3

収載図書江戸 3 泰平にそむく
出版社講談社
刊行年月1992.7
シリーズ名歴史小説名作館

収載図書恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇
出版社岩波書店
刊行年月1993.7
シリーズ名岩波文庫

古典文学作品名辞典

蘭学事始

読み方：ランガクコトハジメ（ｒａｎｇａｋｕｋｏｔｏｈａｊｉｍｅ）

分野 洋楽書

年代 江戸後期

作者 杉田玄白

近代文学作品名辞典

蘭学事始

読み方：ランガクコトハジメ（ｒａｎｇａｋｕｋｏｔｏｈａｊｉｍｅ）

作者 菊池寛

初出 大正10年

ジャンル 小説

ウィキペディア

蘭学事始

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/16 17:10 UTC 版)

『蘭学事始』（らんがくことはじめ）は、文化12年（1815年）、83歳の杉田玄白が蘭学草創の当時を回想して記し、大槻玄沢に送った手記。上下2編。当初の題名は『蘭東事始（らんとうことはじめ）』であった。その他にも『和蘭事始（わらんことはじめ）』とする記録がある。江戸時代後期の蘭学草創期の経緯が、当時者の視線で描かれている。