あくたがわりゅうのすけとは? わかりやすく解説

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あくたがわ‐りゅうのすけ〔あくたがは‐〕【芥川竜之介】

読み方:あくたがわりゅうのすけ

[1892〜1927]小説家東京生まれ第三次第四次新思潮同人大正5年1916)「鼻」で夏目漱石認められ作家として登場新技巧派代表作家とされる昭和2年(1927)自殺命日河童忌または我鬼忌という。作「羅生門」「地獄変」「河童」「侏儒(しゅじゅ)の言葉」「歯車」「或阿呆の一生」など。


あくたがわりゅうのすけ 【芥川竜之介】

大正期小説家東京生まれ東大英文科卒。『今昔物語』に取材したり、切支丹物を作ったり、宗教とは無縁でなかった。自殺した床には『新約聖書』があったという。童話蜘蛛の糸』は、ポール-ケーラス仏教説話因果の小車』が典拠。(一八九二~一九二七)→ 宗教文学

芥川龍之介 あくたがわ りゅうのすけ

芥川龍之介の肖像 その1

(注:この情報は、国立国会図書館ホームページ内の近代日本人の肖像」の内容を転載しております掲載内容の複製については、国立国会図書館の許諾を得る必要があります。)

芥川龍之介

読み方:あくたがわ りゅうのすけ

小説家東京生。号は我鬼澄江堂主人東大英文科卒。大学在学中菊池寛らと第三次新思潮』を創刊第四次新思潮』に「鼻」を発表し夏目漱石にその才能認められる作風は、「羅生門」「奉教人の死」「枯野抄」等の王朝物キリシタン物・歴史物等から、「秋」「大導寺信輔の半生」等の現代物・私小説的な作品へと転じている。歿後菊池寛により芥川賞設けられた。昭和2年(1927)歿、36才。

芥川 龍之介 (あくたがわ りゅうのすけ)

1892〜1927 (明治25年昭和2年)
小説家古今東西古典モダンに甦らせた夭折作家
大正期小説家東京都出身東大卒乳児期から母方実家育てられた。東京帝国大学在学中1916年大正5)第四次新思潮創刊号発表した「鼻」が夏目漱石絶賛され文壇デビュー初期古典材料にした「羅生門」「芋粥いもがゆ)」「地獄変」などの名作経て、「点鬼簿」「歯車」など自己の周辺テーマ得た作品移行様々なトラブル心身とも衰弱27年昭和2)自殺

 年(和暦)
1894年 (明治27年) 日清戦争 2才
1903年 (明治36年) 江戸開府300年 11
1904年 (明治37年) 日露戦争 12
1907年 (明治40年) 足尾銅山暴動 15才
1910年 (明治43年) 韓国併合 18
1918年 (大正7年) 米騒動 26
1923年 (大正12年) 関東大震災 31


平塚 らいてう 1886年1971年 (明治19年昭和46年) +6
山田 耕筰 1886年1965年 (明治19年昭和40年) +6
谷崎 潤一郎 1886年1965年 (明治19年昭和40年) +6
松旭斎 天勝 1886年1944年 (明治19年昭和19年) +6
柳 宗悦 1889年1961年 (明治22年昭和36年) +3
古今亭 志ん生 1890年1973年 (明治23年昭和48年) +2
山川 菊栄 1890年1980年 (明治23年昭和55年) +2
近衛 文麿 1891年1945年 (明治24年昭和20年) +1
岸田 劉生 1891年1929年 (明治24年昭和4年) +1
河合 栄治郎 1891年1944年 (明治24年昭和19年) +1
西条 八十 1892年1970年 (明治25年昭和45年) 0
早川 徳次 1893年1980年 (明治26年昭和55年) -1
加藤 シヅエ 1897年2001年 (明治30年平成13年) -5
淺沼 稲次郎 1898年1960年 (明治31年昭和35年) -6
土方 与志 1898年1959年 (明治31年昭和34年) -6
溝口 健二 1898年1956年 (明治31年昭和31年) -6
近衛 秀麿 1898年1973年 (明治31年昭和48年) -6

芥川龍之介

芥川龍之介の俳句

あかつきや蛼なきやむ屋根のうら
しぐるるや堀江の茶屋に客ひとり
元日や手を洗ひをる夕ごころ
兎も片耳垂るる大暑かな
初秋の蝗つかめば柔らかき
帰らなんいざ草の庵は春の風 をやめる)
拾得は焚き寒山は掃く落葉
春雨の中や雪おく甲斐の山
木がらしや東京の日のありどころ
木がらしや目刺にのこる海の色
水洟や鼻の先だけ暮れ残る
癆咳の顔美しや冬帽子
胸中の凩咳となりにけり
蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな
青蛙おのれもペンキぬりたてか
 

「あくたがわ りゅうのすけ」の例文・使い方・用例・文例

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