超低床電車 車種

超低床電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 22:56 UTC 版)

車種

路面電車・ライトレール・トラムトレイン

超低床電車が発展した1990年代以降、欧米の電機メーカー・車両メーカーは、国境を越えた大規模な合併が進んだ。そのため、製造メーカー名に留意する必要がある。

 カナダ - ボンバルディア・トランスポーテーション
 フランス - アルストム・トランスポール
 ドイツ - シーメンス
 ドイツ - ハイターブリックドイツ語版[2]
 ロシア - トヴェリ車両工場
 ロシア - ウスチ=カタフ車両工場
 ロシア - ペテルブルクトラム機械工場
 ウクライナ - エレクトロントランス
 ベラルーシ - Belkamunmash
 クロアチア - クロトラムコンソーシアム
 チェコ - ČKDタトラ
  • RT6N1 ※部分低床車
  • RT6S ※部分低床車
 チェコ - アライアンスTW
 チェコ - シュコダ・トランスポーテーション
 チェコ - イネコン・トラム
 ドイツ - デュワグ
 イタリア - 日立レールイタリア(←アルサンドブレーダ)
 イタリア - フィアット(鉄道車両部門)(→アルストム)
 イタリア - ソシミ
 ポーランド - コンスタル(→アルストム・コンスタル
  • 112N ※部分低床車
  • 114Na ※部分低床車
  • 116N ※部分低床車
 ポーランド - ペーサ(Pesa)
 ポーランド - ソラリス
 スペイン - CAF
 スイス - シュタッドラー
 アメリカ合衆国 - ブルックビル・エクイップメント・コーポレーション
 日本 - アルナ車両
 日本 - 近畿車両三菱重工業東洋電機製造
 日本 - 近畿車両
 中華民国 - 台湾車輌(ドイツ・フォイトとの共同設計)

一般鉄道

一般鉄道でも、ホームの高さが低い欧州(大陸)では、気動車を含め、鉄道線車両でも部分低床車両が作られている。スペインのタルゴ社のタルゴには100 %低床車種がある。

駅のホームが低い位置にあるヨーロッパでは郊外の鉄道でも積極的に低床車両を導入している。コスト削減と直通運転の容易さから製造会社が幾つかの規格を決めて、購入者がそれを組み合わせるセミオーダーメイドタイプの車両が多い。

なお、日本ではホームのかさ上げによって段差を埋めるケースが多かったが、近年はJR北海道735系電車JR東日本E721系電車のように、床下機器の小型化、小径車輪の採用、床構造の見直しなどで低床化を図った車両も出始めている。とはいえ、欧州の低床車両の床面高さは最も低いものでは500 mm程度であり、735系やE721系の半分程度しかない。

 フランス - アルストム・トランスポール社
 ドイツ - ボンバルディア・トランスポーテーション社
 ドイツ - シーメンス
 スイス - シュタッドラー・レール
 チェコ - シュコダ・トランスポーテーション
 ポーランド - PESA



注釈

  1. ^ 日本の路面電車では、高床車が2段ステップ、低床車は1段ステップのものが多かったが、欧米では2段ステップの車両が一般的である。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 里田啓「ヨーロッパの低床式LRVの動向」
  2. ^ HeiterBlick GmbH - Straßenbahnbauunternehmen aus Leipzig”. 2019年9月7日閲覧。
  3. ^ 国土交通省 LRT(次世代型路面電車)導入支援





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