フレキシティ・スウィフトとは? わかりやすく解説

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フレキシティ・スウィフト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/31 06:46 UTC 版)

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フレキシティ・スウィフトケルン市)

フレキシティ・スウィフト (Flexity Swift) は、ボンバルディア・トランスポーテーションが製造する「フレキシティ」シリーズに属する路面電車車両であり、高速性能を重視している。ドイツのシュタットバーン、北米のライトレールなどにも用いられる。類似車両としてはアルストムシタディス500シーメンスS70/アヴァント近畿車輛の70%超低床LRV(特に名称無し) がある。

概要

基本となるのは3台車3車体連接の70%低床車で、多くの都市はこのタイプを採用している。中間の車体が極端に短く (1.4m)、中間の付随台車上に収まっており、ロングシートが片側2人分ずつ配置されている。前後の車体は14m程度で、両開き扉を片側2箇所ずつに設置している。

諸元

以下の諸元は過去の実績に基づく標準的な数値。

  • 車体幅:2,650mm
  • 全長:28,400–29,700mm
  • 床面高さ:400mm(低床部)、590m(高床部)、350mm(ドア付近)
  • 最高速度:80–100km/h
  • 最小通過可能横曲線半径:25m
  • 最急通過可能勾配:50–60‰

導入都市

都市 運行者 形式 投入開始 編成数 備考
ケルン ドイツ ケルンLRT K4000 1995年 124
K4500 2005年 69(受注数) K4000の増備車で、中間車体が2.6mとなり、前後の車体はやや短くなった。
K5000 2000年 59 シュタットバーン用の高床車で、床面高さは980mm。
ボン ドイツ ボンLRT 2003年 15 ケルンのK5000と同一仕様の車両。
ロンドンクロイドン イギリス トラムリンク 2000年 24
ミネアポリス アメリカ合衆国 2004年 24 耐寒耐雪仕様で、-37℃の環境で運行可能。走行機器は東芝製。
ロッテルダム オランダ 5300 63 メトロ用の第三軌条集電 (750V)、高床車両。2車体連接で各車体に片側3扉を設ける。シートは一方向固定のクロスシート。
5400 18 スネルトラム用で、750V第三軌条集電・600Vパンタグラフ集電に対応した車両。
ストックホルム スウェーデン 2002年 22
イスタンブール トルコ 2001年受注 55
イスタンブールのトラムで使用されるフレキシティ・スウィフト。2編成の併結運用。

外部リンク


フレキシティ・スウィフト

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フレキシティ」の記事における「フレキシティ・スウィフト」の解説

詳細は「フレキシティ・スウィフト」を参照 高速運転を念頭に置いた部分低床車でジーメンスのS70/アヴァントアルストムシタディス500相当する最高速度は80km/hから100km/hとなっている。ケルンLRTロッテルダム向けの車輌プラットホーム整備済みのため高床構造となっている。ケルンLRT1・7・9系統では低床車両採用されている。詳細はフレキシティ・スウィフトを参照

※この「フレキシティ・スウィフト」の解説は、「フレキシティ」の解説の一部です。
「フレキシティ・スウィフト」を含む「フレキシティ」の記事については、「フレキシティ」の概要を参照ください。

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