倶利伽羅駅
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倶利伽羅駅 | |
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駅舎(2018年9月11日撮影) | |
くりから Kurikara | |
所在地 | 石川県河北郡津幡町字刈安レ150 |
所属事業者 |
IRいしかわ鉄道 あいの風とやま鉄道 |
電報略号 | クリ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
121人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1909年(明治42年)6月15日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■IRいしかわ鉄道線* |
キロ程 |
64.2 km(大聖寺起点) 金沢から17.8 km 米原から194.4 km |
◄津幡 (6.3 km) | |
所属路線 | ■あいの風とやま鉄道線* |
キロ程 | 0.0 km(倶利伽羅起点) |
(6.8 km) 石動► | |
備考 |
共同使用駅(IRいしかわ鉄道の管轄駅) 無人駅[1](自動券売機 有) |
* 両線で相互直通運転実施。 |
概要
IRいしかわ鉄道のIRいしかわ鉄道線と、あいの風とやま鉄道のあいの風とやま鉄道線が乗り入れている。会社境界駅であり、当駅から金沢方面がIRいしかわ鉄道線[4][5][6][7]、富山・市振方面があいの風とやま鉄道線となっている[5][6]。当駅は両社の共同使用駅で、IRいしかわ鉄道の管轄駅である[8]。あいの風とやま鉄道で唯一、石川県に所在する駅である(ただし、あいの風とやま鉄道の管轄駅はすべて富山県に所在)。鉄道資産上は県境付近が両社の境界だが、営業上では当駅が境界で[6]、運賃体系も変わる。
元々は両路線とも西日本旅客鉄道(JR西日本)の北陸本線であったが[1][5][7]、2015年3月14日の北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴う並行在来線の経営分離により、当駅を境に金沢方はIRいしかわ鉄道、市振方はあいの風とやま鉄道へ承継され、駅施設もIRいしかわ鉄道へ移管された[6][8][9]。
そのような経緯から、IRいしかわ鉄道線の金沢駅以東とあいの風とやま鉄道線の富山駅以西は現在も一体運用されており、当駅に乗り入れる全列車が相互直通運転を行っている[6]。そのため、当駅を始発・終着とする列車はない。なお、当駅での乗務員交代は行われず、IRいしかわ鉄道またはあいの風とやま鉄道の乗務員が通しで乗務する。
ハピラインふくい線内の各駅を発着駅とする連絡運輸の範囲は当駅までである。
歴史
- 1908年(明治41年)12月16日:官設鉄道北陸線の津幡駅 - 石動駅間に倶利伽羅信号所として開設される[10]。
- 1909年(明治42年)
- 1913年(大正2年)10月1日:貨物の取扱を開始する(一般駅となる)[10]。
- 1962年(昭和37年)8月25日:貨物の取扱を廃止する(旅客駅に戻る)[10]。
- 1971年(昭和46年)10月1日:荷物の取扱を廃止する[11]。無人駅となる[12](運転扱い要員のみ継続配置[13])。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道の駅となる[10]。
- 2014年(平成26年)2月11日:接近メロディを「倶利伽羅峠の歌」に変更。
- 2015年(平成27年)3月14日:北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道の境界駅[5](IRいしかわ鉄道の管理駅)となる[8]。
- 2017年(平成29年)4月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる[14][15][16][17]。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g 川島 2010, p. 48.
- ^ “社員採用のご案内” (PDF). IRいしかわ鉄道. 2020年9月30日閲覧。
- ^ 「北陸線」『停車場一覧. 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、29頁 。
- ^ a b “史跡やスイーツ満喫<IRいしかわ鉄道>”. 読売新聞オンライン. (2020年10月10日). オリジナルの2020年11月1日時点におけるアーカイブ。 2021年7月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g “富山から石川への峠をめざして 旅行作家・下川裕治がたどる「奥の細道」旅13”. 朝日新聞デジタルマガジン & Travel (2021年2月17日). 2021年7月30日閲覧。
- ^ a b “山形にフル規格新幹線を 並行在来線(5) 北陸新幹線(下)”. 山形新聞. (2017年4月4日). オリジナルの2019年9月1日時点におけるアーカイブ。 2021年9月23日閲覧。
- ^ 富山県並行在来線経営計画概要(最終) - ウェイバックマシン(2014年3月16日アーカイブ分)
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、138頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「日本国有鉄道公示第371号」『官報』、1971年9月29日。
- ^ 「通報 ●小舞子ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年9月29日、5面。
- ^ 「営業体制近代化」『交通新聞』交通協力会、1971年10月6日、1面。
- ^ 『北陸線(大聖寺駅~金沢駅間)IRいしかわ鉄道線、城端線(高岡駅~新高岡駅間)4月15日ICOCAサービスご利用開始~石川と富山がICOCAでつながる~』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道/IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道、2017年1月31日。 オリジナルの2019年5月25日時点におけるアーカイブ 。2020年2月1日閲覧。
- ^ 『交通ICカード「ICOCA」の利用範囲拡大等について』(PDF)(プレスリリース)あいの風とやま鉄道、2017年1月31日。 オリジナルの2019年5月25日時点におけるアーカイブ 。2020年2月1日閲覧。
- ^ “富山に続き石川も「ICOCA」エリアに 4月15日、3社相互利用開始”. 乗りものニュース (2017年2月1日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “金沢でイコカ利用可能に 石川、富山の19駅”. 産経フォト (2017年4月15日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ 『「名誉駅長」の配置について(金沢支社)』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2012年12月18日 。2021年7月30日閲覧。
- ^ 利用の手引き (PDF) - IRいしかわ鉄道(2015年3月14日閲覧)
- ^ 【JR西】倶利伽羅駅の話題[リンク切れ] - 鉄道ホビダス(ネコ・パブリッシング、2011年11月29日付、2012年3月20日閲覧)
- ^ 令和2年度版 津幡町統計書【運輸・通信】 (PDF)
- ^ 津幡町統計書 - 津幡町
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