リン脂質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 09:41 UTC 版)
主なリン脂質
- ホスファチジルコリン(Phosphatidylcholine) - レシチンともいう。コリン神経系でのアセチルコリン生合成経路におけるコリンの供給源となる。
- ホスファチジルエタノールアミン(Phosphatidylethanolamine) - セファリン(ケファリン、Cephalin)ともいう。
- ホスファチジルイノシトール - 細胞膜中の存在量は多くないが、PI3キナーゼなどの基質となり、シグナル伝達におけるセカンドメッセンジャーなどとしてはたらく。リン酸化の程度が異なる数種類が存在する。
- ホスファチジルセリン(Phosphatidylserine) - ホスファチジルエタノールアミンをカルボキシル化した構造を持つ。
- ホスファチジルグリセロール(Phosphatidylglycerol) - 植物の葉などに多く含まれる。
- ジホスファチジルグリセロール(Diphosphatidyl glycerol) - カルジオリピン(Cardiolipin) ともいう。電子伝達鎖を構成するミトコンドリアの内膜や葉緑体のチラコイド膜に含まれる。
- スフィンゴミエリン(Sphingomyelin) - 髄鞘に多く含まれる。
出典
関連人物
関連項目
参考文献
- ^ http://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/ikagaku/research_j.html
- ^ http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/triglyc.htm
- ^ http://bio.takara.co.jp/catalog/pdfs/8570.pdf
- ^ Progress in Lipid Research 2002, 41 (1), 66-97. DOI:10.1016/S0163-7827(01)00020-0
- ^ http://www.rinshoken.or.jp/P/project_j.htm
リン脂質と同じ種類の言葉
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