ホスホリパーゼとは? わかりやすく解説

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ホスホリパーゼ【phospholipase】

読み方:ほすほりぱーぜ

リン脂質加水分解する酵素総称


ホスホリパーゼ


ホスホリパーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/17 07:09 UTC 版)

ホスホリパーゼによる切断部位。PLA1およびPLA2活性を共に有する酵素はホスホリパーゼBである。

ホスホリパーゼ (phospholipase) は、リン脂質脂肪酸とその他の親油性物質に加水分解する酵素である[1]。 触媒する反応の種類によりA, B, C, Dの4種に大きく分類される。

C型とD型はホスホジエステラーゼである。

ホスホリパーゼA2は、完全なレシチン分子に対して作用し、2位の脂肪酸エステル結合を加水分解する。生成物は脂肪酸とリゾレシチン (lysolecithin) である。ヘビ毒ハチ毒Bee venom)の主成分で哺乳類では膵液中に存在し消化酵素の役割を果たす[2][3]

脚注

  1. ^ "phospholipase" - ドーランド医学辞典
  2. ^ 小川智久:増え続けるホスホリパーゼA2スーパーファミリー化学と生物 Vol. 35 (1997) No. 5 P 362-363
  3. ^ Vasudevan, F. M. and Sreekumari, S. (2007). Textbook of Biochemistry (for Medical Students) (5th ed.). Jaypee Brothers Medical publishers. ISBN 978-8184481242 

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