血小板活性化因子アセチルヒドラーゼ
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「ホスホリパーゼA2」の記事における「血小板活性化因子アセチルヒドラーゼ」の解説
血小板活性化因子アセチルヒドラーゼ (Platelet-activating factor acetylhydrolase, PAF-AH) は血小板活性化因子のsn-2位に結合しているアセチル基を加水分解により遊離する酵素である。グループ7、グループ8のホスホリパーゼA2が分類される。いずれもカルシウムイオンを活性に必要とせず、セリン残基、ヒスチジン残基、アスパラギン酸残基が活性に重要である。グループ7に属する酵素は、2つ報告されており、1つは分泌型で低比重リポタンパク質や高比重リポタンパク質と相互作用し、血漿に存在しているため、血漿型血小板活性化因子アセチルヒドラーゼ (plasma PAF-AH)、リポタンパク質関連ホスホリパーゼA2 (lipoprotein-associated phospholipase A2, Lp-PLA2) と呼ばれる。他方は細胞内に存在する酵素で、PAF-AH II と呼ばれる。 グループ8の血小板活性化因子アセチルヒドラーゼは活性中心を含む2つのαサブユニットと調節部位である1つのβサブユニットからなるヘテロ三量体タンパク質である。
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