ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの概要

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 16:41 UTC 版)

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
Мстислав Ростропович
ロストロポーヴィチ(1978年)
基本情報
出生名 ムスティスラフ・レオポリドヴィチ・ロストロポーヴィチ
Мстислав Леопольдович Ростропович
生誕 (1927-03-27) 1927年3月27日
ソビエト連邦
アゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国 バクー
死没 (2007-04-27) 2007年4月27日(80歳没)
ロシア 中央連邦管区 モスクワ
学歴 モスクワ音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 チェリスト
指揮者
担当楽器 チェロ

人物・来歴

家族・親族

妻のガリーナ・ヴィシネフスカヤとともに

チェリストとしての活動

チェリストとしてのロストロポーヴィチは、圧倒的な技巧と豊かな音量に裏付けられた、スケールの大きな表現性で広く知られた。レパートリーはバロック音楽から現代音楽まで幅広い。

プロコフィエフ交響的協奏曲チェロ協奏曲第1番の改作、1952年)、ショスタコーヴィチの2つのチェロ協奏曲(第1番 1959年、第2番 1966年)、ブリテンチェロ交響曲(1964年)、ブリスのチェロ協奏曲(1970年)をそれぞれ初演した。このほか、カバレフスキーハチャトゥリアンルトスワフスキジョリヴェデュティユーシュニトケバーンスタイン外山雄三ら、20世紀の代表的な作曲家が競ってロストロポーヴィチのために作曲しており、ロストロポーヴィチに捧げられた現代作品は170を超すといわれる。このように、ロストロポーヴィチの存在がチェロの現代レパートリーを大きく拡大したといえる。主としてEMIクラシックスに数多くの録音がある。1995年にはバッハ無伴奏チェロ組曲の録音がリリースされた。

室内楽では、ホロヴィッツリヒテルギレリスアルゲリッチコーガンオイストラフら世界的演奏家と共演した。


  1. ^ 小澤がかつてボイコットされたNHK交響楽団と再演するのにも助力があった。/小澤征爾:『おわらない音楽』、p.139ff、2014年、日本経済新聞出版社。
  2. ^ “渦潮(8月2日)”. Tokushima Shimbun WEB (徳島新聞社). (2016年8月2日). http://www.topics.or.jp/meityo/news/2016/08/1470097602412.html 2016年8月3日閲覧。 また、1989年6月に千代の富士の三女が夭逝した際には、ヨーロッパから訪れて千代の富士の家の前で追悼のチェロ演奏を行った。『小澤征爾、兄弟と語る』(2022年3月、岩波書店)123ページ。


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