ディーゼルエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/03 22:20 UTC 版)
製造者
日本のメーカー
2021年現在。△はエンジンを他社より供給を受けている
メーカー | 乗用車 | 商用車 | 船舶 | 農機 | 産業 | 鉄道 |
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井関農機 | ○ | ○ | ||||
いすゞ自動車 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
三菱ふそうトラック・バス | ○ | ○ | ||||
日野自動車 | ○ | ○ | ||||
UDトラックス (旧:日産ディーゼル) |
○ | ○ | ||||
トヨタ自動車 | ○ | ○ | ○ | |||
日産自動車 | 海外のみ | △ | ||||
本田技研工業 | 海外のみ | |||||
マツダ | ○ | ○ | ||||
SUBARU (旧:富士重工業) |
海外のみ (2020年廃止) |
○ | ||||
三菱自動車工業 | ○ | 海外のみ | ||||
ダイハツ工業 | 海外のみ | 海外のみ | ○ | |||
スズキ | 海外のみ (2021年廃止) |
海外のみ (2021年廃止) |
||||
ヤンマーパワーテクノロジー (ヤンマーホールディングス) |
○ | ○ | ○ | |||
クボタ | ○ | ○ | ○ | |||
IHIシバウラ | ○ | |||||
小松製作所 | ○ | ○ | ○ | |||
三菱重工業 三菱UE機関のライセンサー並びに Wärtsilä 社のスルザー系製品のライセンシー兼一部共同開発 | ○ | ○ | ○ | |||
川崎重工業 MAN B&W のライセンシー | ○ | ○ | ||||
三井造船 MAN B&W のライセンシー | ○ | ○ | ||||
日立造船 MAN B&W と Wärtsilä のライセンシー | ○ | ○ | ||||
IHI(ディーゼルユナイテッド)Wärtsilä と MAN SAS の 元S.E.M.T Pielstick系 のライセンシー | ○ | ○ | ||||
新潟原動機 (旧:新潟鐵工所) |
○ | ○ | ○ | |||
神鋼造機 | ○ | ○ | ||||
赤阪鐵工所 自社4ストローク機関と三菱UE機関のライセンシー | ○ | ○ | ||||
阪神内燃機工業 自社4ストローク機関と川崎MAN B&Wのライセンシー | ○ | ○ | ||||
マキタ 自社4ストローク機関と三井MAN B&Wのライセンシー | ○ | ○ | ||||
ダイハツディーゼル | ○ | ○ | ||||
神戸発動機 三菱UE機関のライセンシー | ○ | ○ |
アジア諸国(日本除く)のメーカー
韓国
欧州諸国のメーカー
欧米では複数メーカーを買収した持株会社を丸ごと別の持株会社が買収するなど大規模な再編が進行中であり、かつ合併によって消滅したメーカーも多い。
ドイツ
- 持株会社 Tognum AG の傘下にある MTU であるが2011年9月に Daimler AG と Rolls-Royce plc のジョイントベンチャーである Engin Holding GmbH が Tognum の筆頭株主になった。
- MTU
- デトロイトディーゼル(米)の自動車用エンジンを除く事業を統合
- ダイムラー
- メルセデス・ベンツを傘下に持つ
- デトロイトディーゼル(米)自動車エンジン部門を傘下に持つ
- 三菱ふそうトラック・バス株式会社(日本)を傘下に持つ
- ドイツ(e:Deutz AG)
- Volkswagen AG(フォルクスワーゲングループ)) MAN SE(MANグループの持株会社) を買収
- MAN Diesel & Turbo SE:ディーゼルエンジンを開発したルドルフ・ディーゼルを擁していた。
- B&Wバーマイスター&ウエイン(デンマーク)を買収
- SEMT ピルスティク(フランス)を買収し MAN DIESEL SAS(フランス)とする。
フランス
- プジョーシトロエン・モトール(PSA・プジョーシトロエングループのエンジン製造を担当。)
- ルノー
スウェーデン
フィンランド
イギリス
- ロールス・ロイス・ホールディングス 買収した旧・Bergen社(ノルウェー)の舶用ディーゼルが主体、MTUも買収
その他
- パーキンス(英)
アメリカのメーカー
- キャタピラー
- カミンズ
- ナビスター・インターナショナル(en:Navistar International Corporation)
- ゼネラルモーターズ
- エレクトロ・モーティブ・ディヴィジョン(GM-EMD) - 機関車用エンジンを生産
基幹部品メーカー
注釈
- ^ ディーゼルは微粉炭を含むさまざまな燃料の使用を計画したが、粉末燃料の使用には成功しなかった。1900年のパリ万国博覧会ではピーナッツ油での運転を実演した(バイオディーゼルを参照)。
- ^ フライホイールのリングギア上の何箇所かが、いつもスターターモーターのピニオンギアの位置に来る→偏磨耗の原因
- ^ ディーゼルエンジンはスロットルバルブによる回転数(出力)制御ではないものの、アイドル時や低回転域の吸気騒音を抑えるため、コンバインドガバナーのように負圧を必要とする調速機のため、アクセル全閉時に酸素過多となって発生するNOxを抑えるため、等の目的で、吸気管にバタフライバルブを備えているものがある。この場合、一般的に言われる「ディーゼルエンジンの吸気系は負圧にならない」は当てはまらない。
- ^ この方式を初めて実用化したエンジンがマツダのSKYACTIV-Xである。
- ^ ディーゼルサイクルとオットーサイクルの性質を併せ持つことから、メルセデス・ベンツが名付けた造語。
- ^ ただし、シリンダーブロックや燃料タンクに直撃弾を受けた場合、ガソリンエンジンに比べ爆発の危険は少ないが、炎上する可能性はそれほど変わらない
- ^ 農業機械では主に耕運機、トラクター、コンバインや6条植以上の乗用田植機などがある。
- ^ 軽油引取税が揮発油税よりも税率が低く、その結果として燃料そのものの価格は高額である軽油のほうが小売価格ではガソリンよりも1割強ほど安価になる。こうした軽油優遇税制は先進国に限ると日本のみ[35]。
- ^ ただし灯油・重油を燃料油にした自動車で公道を走ると軽油引取税の脱税行為となる。
- ^ BTL燃料は、生産過程と消費過程でのCO2の量が等しいことから、カーボンニュートラルとみなされ、京都議定書の目標達成には非常に有効となる。葉や茎など、植物全体を原材料としたセルロースから作られるBTL燃料は、植物の種子から得られるデンプンを元にした植物油燃料(BDF/バイオ ディーゼル フューエル、SVO/ストレート ヴェジタブル オイル)に比べ、植物の質量あたりのエネルギー量は2倍、同じ耕地面積から得られる収穫量は10倍以上と言われる。雑草などを原料にできるため、食物価格の高騰や、水不足の問題を解決する一助ともなる
- ^
冷凍機の発明で著名であったカール・フォン・リンデは、マレーシアのペナン島での講演に招かれたときに土産として圧気発火器を譲り受け、ドイツへ帰国した[63]。1877年頃、リンデがミュンヘン工業学校での帰朝講演で、この圧気発火器を実演して、葉巻に火をつけた[64][63]。ルドルフ・ディーゼルは、この講演を聴講していた[64]。ディーゼルは「この体験は、高圧内燃機関を発明するのに、もっとも大きな刺激となったもののひとつだった」と回顧している[64]
出典
- ^ 第2章 高圧化の液滴および液滴列燃焼 東北大学 小林秀昭
- ^ a b 山口卓也、高過給ディーゼル機関における予混合圧縮着火燃焼の研究 学位論文.大分大学工学研究科 2010年
- ^ マツダ「スカイアクティブD」の技術/低圧縮のデメリットを克服
- ^ 舶用大型2サイクル低速ディーゼル機関の技術系統化調査 田山経二郎
- ^ a b c 杉本和俊著 『ディーゼル自動車がよくわかる本』 山海堂 2006年7月24日初版第1刷発行 ISBN 4381077709
- ^ HCCI(予混合圧縮着火) 日産自動車>将来技術/取り組み
- ^ 総合効率とGHG排出の分析報告書 平成23年3月 日本自動車研究所 表2-2 発熱量およびCO2排出原単位
- ^ 総合効率とGHG排出の分析報告書 平成23年3月 日本自動車研究所 図4-6 単位走行距離あたりのエネルギー消費量(JC08モード)
- ^ 総合効率とGHG排出の分析報告書 平成23年3月 日本自動車研究所 図4-4 単位走行距離あたりのエネルギー消費量(10・15モード)
- ^ 総合効率とGHG排出の分析報告書 平成23年3月 日本自動車研究所 図5-3 標準ケースにおけるWtWエネルギー消費量・CO2排出量(J-MIX;JC08モード)
- ^ 総合効率とGHG排出の分析報告書 平成23年3月 日本自動車研究所 図5-1 標準ケースにおけるWtWエネルギー消費量・CO2排出量(J-MIX;10・15モード)
- ^ 総合効率とGHG排出の分析報告書 平成23年3月 日本自動車研究所 図3-14標準ケースにおけるWtTエネルギー消費量・CO2排出量(J-MIX)/表3-20 国内大規模プロセス(その1)
- ^ 労働災害事例 タイヤローラーをトラックに積込み中、突然動きだしたローラーに挟まれる - 厚生労働省 職場のあんぜんサイト
- ^ 映像 - YouTube - backwards running diesel
- ^ Reversing gears of a marine diesel engine - Machinery Spaces.com
- ^ Reversing Of Marine Engines - Bright Hub Engineering
- ^ MARINE ENGINES - splashmaritime.com.au
- ^ CLUTCHES AND REVERSE GEARS - Integrated Publishing
- ^ Operational Information Lost Motion - marinediesels.info
- ^ “寒いと軽油が凍るって本当? 意外と知らない寒冷地仕様の軽油に迫る。”. くるくら. 日本自動車連盟. 2023年3月26日閲覧。
- ^ Wellington, B.F.; Alan F. Asmus (1995). Diesel Engines and Fuel Systems. Longman Australia. ISBN 0-582-90987-2
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- ^ “Intake air matters”. www.primempg.com. 2015年6月7日閲覧。
- ^ Launer, Donald; William G. Seifert; Daniel Spurr (2007). Lessons from My Good Old Boat. Sheridan House, Inc.. pp. 161–162. ISBN 1-57409-250-2
- ^ What is runaway? - carthrottle.com
- ^ Here’s How You Quickly Stop a Runaway Diesel - autoevolution.com、2014年10月3日。
- ^ アメリカ海軍艦船局『Diesel Engine Maintenance Training Manual』、2015年1月15日、115-117頁。
- ^ A General Electric ES44AC locomotive in the process of a runaway
- ^ ポール・デンプシー『Troubleshooting and Repairing of Diesel Engines 第4版』、マグロウヒル・エデュケーション、2007年11月5日、110頁。
- ^ 暴走は製造上の欠陥 三菱自工が7800台リコール - しんぶん赤旗、2003年7月6日。
- ^ Controlling Runaway Diesel Engines - pumpsandsystems.com、2012年5月2日。
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- ^ 帝国海軍潜水艦伝習所 - Warbirds
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- ^ Stinson model SM-IDX "Detroiter," registration number X7654
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- ^ ILA: EADS unveils hybrid eco-helicopter concept - 6/7/2010 - Flight Global 2015年5月5日閲覧
- ^ one of four concepts
- ^ NASA’s electric vertical-takeoff airplane takes first flight, aims to eventually replace the helicopter | ExtremeTech 2015年5月5日閲覧
- ^ a b Airbus Helicopters starts flight tests with high-compression engine for cleaner, more efficient and higher-performance rotorcraft
- ^ セスナ172P | Alpha Aviation
- ^ セスナ172型ディーゼル・エンジン搭載機耐空検査に合格 | Alpha Aviation
- ^ “ジャプコン、日本初セスナ・ターボ・スカイホークJT-A 5機を海上保安庁に納入|新着情報|株式会社ジャプコン - JAPCON”. 株式会社ジャプコン - JAPCON. 2021年7月30日閲覧。
- ^ ディーゼルハンマ『新版 2級土木施工管理技士 受験用図解テキスト5 用語集』p104 土木施工管理技士テキスト編集委員会編 1987年
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- ^ redactoramexico (2022年10月10日). “New System Retrofits Diesel Engines to Run on 90 Per Cent Hydrogen” (英語). Hydrogen Central. 2024年6月3日閲覧。
- ^ “IARC: DIESEL ENGINE EXHAUST CARCINOGENIC” (PDF). the International Agency for Research on Cancer (2012年6月12日). 2015年10月6日閲覧。
- ^ “IARC:ディーゼルエンジン排ガスの発がん性”. 中央労働災害防止協会 (2012年7月23日). 2015年10月6日閲覧。
- ^ [1] (PDF)
- ^ a b 欧州における極低排出で効率的な舶用エンジンに関する開発動向調査 2012年3月 社団法人 日本舶用工業会 財団法人 日本船舶技術研究協会
- ^ 三菱UE大形2サイクルディーゼル機関新シリーズの開発 三菱重工技報 Vol.38 No.4 (2001-7)
- ^ “ツネイシクラフト&ファシリティーズ 世界初となる水素燃料フェリーを竣工”. 常石グループポータルサイト. 2021年7月29日閲覧。
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- ^ 石井彰著 『天然ガスが日本を救う』 日経BP社 2008年9月10日初版発行 ISBN 9784822247027
- ^ マイクロ・エナジー. “B.T.L 石油代替燃料の製造システム”. 2010年4月22日閲覧。
- ^ a b “The Akroyd Oil Engine”. Ray Hooley's—Ruston-Hornsby—Engine Pages. 2007年7月29日閲覧。
- ^ Ransome-Wallis, Patrick (2001). Illustrated Encyclopedia of World Railway Locomotives. Courier Dover Publications. p. 28. ISBN 0-486-41247-4
- ^ “Who invented Diesel Engine?”. 2012年12月17日閲覧。
- ^ a b 関西大学博物館紀要 2003, p. 86.
- ^ a b c ニーダム、東と西の学者と工匠(上) 1974, p. 276.
- ^ Sir Harry Ricardo
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