牛人
作者中島敦
収載図書日本幻想文学集成 9 中島敦
出版社国書刊行会
刊行年月1991.12
収載図書ちくま日本文学全集 036 中島敦
出版社筑摩書房
刊行年月1992.7
収載図書山月記・李陵 他九篇
出版社岩波書店
刊行年月1994.7
シリーズ名岩波文庫
収載図書李陵・山月記
出版社小学館
刊行年月2000.3
シリーズ名小学館文庫
収載図書中島敦全集 1 小説
出版社筑摩書房
刊行年月2001.10
収載図書山月記・李陵―他九篇
出版社岩波書店
刊行年月2003.2
シリーズ名ワイド版岩波文庫
収載図書山月記・李陵 他九篇
出版社岩波書店
刊行年月2003.4
シリーズ名岩波文庫
収載図書山月記・李陵ほか
出版社教育出版
刊行年月2003.8
シリーズ名読んでおきたい日本の名作
収載図書中国小説集
出版社ランダムハウス講談社
刊行年月2007.6
シリーズ名ランダムハウス講談社文庫
牛人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 14:47 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動牛人 | |
---|---|
作者 | 中島敦 |
国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
発表形態 | 雑誌掲載 |
初出情報 | |
初出 | 『政界往来』 1942年7月号(第13巻7号) |
出版元 | 政界往来社 |
刊本情報 | |
収録 | 第二創作集『南島譚』 |
出版元 | 今日の問題社 |
出版年月日 | 1942年11月15日 |
![]() ![]() |
「牛人」(ぎゅうじん)は、中島敦の短編小説で、「古俗」と題された作品群の中の一遍。「盈虚」と共に1942年(昭和17年)『政界往来』昭和17年7月号(第13巻7号、昭和17年7月8日政界往来社発行 170~174ページ)に掲載された。同年11月、今日の問題社から刊行された単行本『南島譚』に収められている。
下書きや原稿は残されてはおらず、製作年代は不明である。
『春秋左氏伝』の昭公4年(紀元前538年)の記事をもとに書かれている(同様の内容は『韓非子』内儲説篇上七術にも見える)。
登場人物
- 叔孫豹(しゅくそんひょう)
- 魯の人。大夫。三桓氏の内の一。
- 豎牛(じゅぎゅう)
- 若い頃斉の庚宗で一夜妻とした女との間に出来た、叔孫豹の子。叔孫豹の豎(小姓)に加えられた。黒い顔をした傴僂で、叔孫豹の夢に出た牛男に似ている。
- 孟丙(もうへい)
- 叔孫豹と斉の大夫国氏の娘との間に出来た子。豎牛の異母弟で、叔孫豹の嫡男。
- 仲壬 (魯国)(ちゅうじん)
- 孟丙の弟。
- 杜洩(とせつ)
- 叔孫豹の家令。
- 昭公(しょうこう)
- 魯の公。仲壬を気に入り、玉環を与える。
備考
中島敦の代表作の一つである「弟子」は、「牛人」と同時代・同地域の作品であり、物語直後の魯で孔丘が仕官している。弟子作中にて、昭公が亡命先で死んだ事が書かれている。
参考文献
- 中島敦 『中島敦全集2』 ちくま文庫、1993年3月。ISBN 978-4480027528。
- 中島敦 『山月記・李陵 他九篇』 岩波文庫、1994年7月。 ISBN 978-4003114513。
外部リンク
- >> 「牛人」を含む用語の索引
- 牛人のページへのリンク