老人性難聴とは? わかりやすく解説

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ろうじんせい‐なんちょう〔ラウジンセイナンチヤウ〕【老人性難聴】

読み方:ろうじんせいなんちょう

加齢による内耳有毛細胞変性で起こる難聴自覚症状乏しいまま、両耳聴力徐々に低下していくことが多い。音としては聞こえるが話している内容聞き取れない、周囲がうるさいと聞き取れないといった症状みられる老年性難聴加齢性難聴


老人性難聴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/11 14:55 UTC 版)

老人性難聴(ろうじんせいなんちょう)とは、加齢が原因の聴覚障害のことである。感音性難聴が多い。一般的には「耳が遠い」という言い方をする。中途失聴者とは異なる。

聴覚に関わる細胞の減少・老化により、聴力が低下する。通常は50歳を超えると聴力が急激に低下し、60歳以上になると会話の面で不便になり始める。しかし、進行状況は個人差が大きいので、40代で補聴器が必要になる人もいれば、80代を超えてもほとんど聴力が低下しない人もいる。

老人性難聴は、低音域ではあまり聴力の低下はないようである(とはいえ、進行すれば中・低音域もやや聞こえづらくなる場合も多い)が、高音域においての聴力低下が非常に顕著であり、そのため子音を含む人間の言葉(特に「あ」行や「さ」行が正しく聞き取れない事が多い)が聞き取りにくくなり、特に女性の声ではそれが顕著である。そのためドアの開く音とか車のエンジンの音、足音などといった物音に非常に鋭敏になるという特性もある。また雑踏の中などのように、複数の音が錯乱している中での会話などが聞きづらくなったり、レコードを掛けていたり、映画などを鑑賞中、音楽で高音域が聞こえづらくなり、ぼやけて聞こえるなどの現象も自覚するようになる。

補聴器をつける事で、会話の不便さはある程度改善される。

老化以外の原因で聴力が低下した「中途失聴」とは区別する。

関連項目

  • 老視(いわゆる「老眼」)


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