医学的基準からの「ろう」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 20:45 UTC 版)
医学的な基準では、両耳の聴力100dB以上の最重度聴覚障害のことをろうという。しかし、現在では一般に、医学的背景ではなく、文化的背景で判断される。英語では、医学的背景からの「ろう」はdeafと表し、文化的背景からの「ろう」はDeafと表す。 例を挙げると、失聴時期や育った環境(インテグレーション経験者)によっては、両耳100dB以上の最重度聴覚障害であっても、自分のこと(自分のアイデンティティ)を難聴者や中途失聴者とする場合がある。また、老人性難聴によって両耳100dB以上になった老人が自分のことを「ろう者」と言うことはない。
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