千葉石
別名:チバアイト
英語:chibaite
千葉県南房総市で発見された新鉱物。2011年に国際鉱物学連合(IMA)により新種と特定された。
千葉石はケイ素と酸素原子からなる鉱物で、かご状の結晶構造を持ち、その内部にメタンなどのガス分子を含有するという特異な構造を持つ。メタンを含む鉱物としては世界で2例目という、きわめて珍しい鉱物である。その構造はメタンハイドレートによく似ているという。ちなみに、千葉石は南房総の約1800万年前の堆積岩の地層から発見されている。
千葉石は、滋賀石、岡山石、新潟石、東京石、大阪石に次いで、日本の都道府県名を冠した6番目の鉱物となる。日本産新鉱物はこれまでに110種類程度が認定されている。
関連サイト:
天然ガスを含む新鉱物『千葉石』 - 独立行政法人 物質・材料研究機構
Chibaite: Chibaite mineral information and data - Mineralogy Database
チバアイト【chibaite】
読み方:ちばあいと
⇒千葉石
千葉石
(chibaite から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 06:08 UTC 版)
千葉石(ちばせき、chibaite)は、鉱物(酸化鉱物)の一種。化学組成はSiO2·n(CH4,C2H6,C3H8,C4H10)(n=3/17(max))、結晶系は等軸晶系。
- ^ a b Chibaite (英語), MinDat.org, 2011年12月1日閲覧。 (英語)
- ^ IMA2008-067 (英語), WebMineral.com, 2011年12月1日閲覧。 (英語)
- ^ 結晶美術館
- ^ “千葉県より新種鉱物「房総石(ぼうそうせき)」を発見 ―天然ガスハイドレートと相似な構造を有するシリカクラスレート鉱物―”. 東北大学 (2020年12月18日). 2021年2月13日閲覧。
- ^ “「千葉石」詳しく調べたら…新鉱物「房総石」を発見”. 朝日新聞 (2021年2月13日). 2021年2月13日閲覧。
- chibaiteのページへのリンク