クリストバル石とは? わかりやすく解説

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クリストバル‐せき【クリストバル石】

読み方:くりすとばるせき

cristobalite二酸化珪素主成分とする鉱物石英珪(りんけい)石と多形をなす。無色白色で、低温型の正方晶系高温型の等軸晶系がある。火山岩中の晶洞などに産するクリストバライト。方珪(ほうけい)石。


二酸化けい素


クリストバル石(Cristobalite)

クリストバル石
北海道紋別郡白滝村
SiO2 標本の幅約8.5cm

SiO2高温状態で出来た鉱物
標本黒曜石中に入っていた球状のクリストバル石です。標本の黒い部分黒曜石
方珪石とも呼ばれる鉱物です。

クリストバル石(Cristobalite)

クリストバル石
長野県諏訪郡下諏訪町倉沢
SiO2 画像の幅約3.3cm

白~灰色をした鉱物がクリストバル石です。
黒色黒曜石中に放射顆状をした結晶入ってます。

クリストバル石(Cristobalite)

クリストバル石 クリストバル石
鹿児島県鹿児島市有村町(桜島)
SiO2 画像の幅約5mm、3.5cm

白い八面体結晶がクリストバル石です。
安山岩表面の卵のような小さな結晶が沢山付いています。
方珪石とも呼ばれる鉱物です。

クリストバル石(Cristobalite)

クリストバル石
長野県小県郡和田村和田峠
SiO2 画像の幅約2.1cm

白い球果状のクリストバル石です。
この産地では流紋岩中に球状集合体として見つかります
方珪石とも呼ばれる鉱物です。

クリストバライト

(クリストバル石 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/26 03:25 UTC 版)

クリストバル石[4][5](クリストバルせき、cristobaliteクリストバライト)は、二酸化ケイ素 (SiO2) の結晶多形の一つで、石英の高温結晶形。方珪石(ほうけいせき)[5]とも呼ばれる。




  1. ^ 「おもな鉱物」『理科年表 平成20年』国立天文台編、丸善、2007年、646頁。ISBN 978-4-621-07902-7
  2. ^ Cristobalite, MinDat.org, http://www.mindat.org/show.php?id=1155 2011年12月14日閲覧。  (英語)
  3. ^ Cristobalite, WebMineral.com, http://webmineral.com/data/Cristobalite.shtml 2011年12月14日閲覧。  (英語)
  4. ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、229頁。ISBN 4-8181-8401-2
  5. ^ a b 松原聰宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会国立科学博物館叢書〉、2006年、29頁。ISBN 978-4-486-03157-4
  6. ^ 発がん物質暫定物質(2001) の提案理由 日本産業衛生学会 許容濃度等に関する委員会(2001年4月6日)2018年1月13日閲覧


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