WORKDAY 関数
適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses
説明
開始日から起算して、指定された稼動日数だけ前または後の日付に対応する値を返します。稼動日とは、土曜、日曜、および指定された祭日を除く日のことです。この関数を使用すると、納品書の支払日、発送日、作業日数などを計算するときに、週末や祭日を除くことができます。
ヒント 週末がどの曜日で何日間あるかを示すパラメーターを使用して、開始日から起算して指定した稼働日数だけ前または後の日付に対応するシリアル値を計算するには、WORKDAY.INTL 関数を使用します。
書式
WORKDAY(開始日, 日数, [祭日])
- 開始日 必ず指定します。起算日を表す日付を指定します。
- 日数 必ず指定します。開始日から起算して、週末や祭日を除く週日の日数を指定します。日数に正の数を指定すると、起算日より後の日付となり、負の数を指定すると、起算日より前の日付となります。
- 祭日 省略可能です。国民の祝日や夏期休暇など、稼働日数の計算から除外する日付のリストを指定します。日付を含む一連のセルか、日付を示すシリアル値の配列定数を指定できます。
重要 日付は、DATE 関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果を指定します。たとえば、2008 年 5 月 23 日を指定する場合は、DATE (2008,5,23) という数式を使用します。日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。
解説
- Microsoft Excel では、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。既定では、1900 年 1 月 1 日がシリアル値 1 として保存されます。2008 年 1 月 1 日は 1900 年 1 月 1 日から 39,448 日後に当たるので、シリアル値は 39,448 になります。
- 引数に無効な日付を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
- 開始日と日数との和が無効な日付である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
- 日数に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
使用例
使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
その方法は?
- Ctrl キーを押しらながら C キーを押します。
- 空のブックまたはワークシートを作成します。
- ワークシートでセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。Excel Web App を使用している場合は、使用例のセルごとにコピーと貼り付けを繰り返します。
メモ Excel デスクトップ アプリケーションで最後の例の祭日のセル範囲を配列定数に変換するには、数式でセル範囲 A4:A6 を選択し、9 キーを押します。Excel Web App で定数配列を作成することはできません。
ヒント Excel デスクトップ アプリケーションで、日付として返される値を書式設定するには、値を選択し、[ホーム] タブの [数値] で (ダイアログ ボックス起動ツール) をクリックします。[表示形式] タブで、[分類] ボックスの一覧の [日付] をクリックし、[種類] ボックスの一覧で使用する日付形式をクリックします。Excel Web App で、結果を日付として表示するには、セルを選択し、[ホーム] タブの [数値] で [表示形式] をクリックし、[短い日付形式] または [長い日付形式] をクリックします。
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