W12_(核弾頭)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > W12_(核弾頭)の意味・解説 

Mark 12 (核爆弾)

(W12_(核弾頭) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/29 08:16 UTC 版)

Mark 12 / W12
タイプ 核爆弾(Mark 12) / 核弾頭(W12)
開発国 アメリカ合衆国
配備先 アメリカ空軍・海軍(Mark 12)
アメリカ海軍(W12 計画)
開発・生産
生産期間 1954年-1957年(Mark 12)
配備期間 1954年-1962年(Mark 12)
生産数 250発(Mark 12)/なし(W12)
要目
核出力 12-14kt
弾頭 核分裂弾頭(インプロージョン方式)
直径 22インチ(Mark 12)
22インチ(W12)
長さ 155インチ(Mark 12)
重量 1,100-1,200ポンド(Mark 12)
900ポンド(W12)
テンプレートを表示

Mark 12アメリカ合衆国が開発した核爆弾。それまでのものと比較して、大幅な軽量化がなされた核爆弾であり、1954年から1957年にかけて生産され、1962年まで配備されていた。

起爆方式はインプロージョン方式を採用しており、92個の爆縮レンズが使用されている。また、タンパーにベリリウムを使用した初の核兵器と推測されている。

前作で、同様のインプロージョン方式の戦術核兵器であるMark 7と比較し、重量は40%軽くなり、直径も22インチまで縮小されている。Mark 12の大きさは直径22インチ、長さ155インチであり、重量は1,100から1,200ポンド、核出力は12から14キロトンであった。形状は流線形で機外搭載用に後部に4枚の安定翼がつけられている。信管は時限および触発が用意された。

同等の弾頭部を用いてタロス艦対空ミサイル向けにW12核弾頭の開発計画があったが、これは1955年に開発中止となり実用化まで至らなかった。

Mark 12 (shape)を搭載した北米のFJ-4 Fury

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「W12_(核弾頭)」の関連用語

W12_(核弾頭)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



W12_(核弾頭)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMark 12 (核爆弾) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS