Vol.2 ホフマンの舟歌(バルカロール)
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「ユニコーン (ポーの一族)」の記事における「Vol.2 ホフマンの舟歌(バルカロール)」の解説
美しい夜、おお、恋の夜よ(舟歌) コンピューター演奏(インストゥルメンタル) この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 1958年2月、ベネチアでサンタルチア協会のサルヴァトーレ主催のコンサートに招かれて、エドガーとアラン、ファルカとブランカが集いダン・オットマーと再会する。そこへバリーが“ミューズ”と名乗って現れる。バリーはコンサートの常連であった。大老ポーも1890年のコンサートを聞きにきたことがあり、そのときに「世界で1番美しい舟歌」と評した「ホフマンの舟歌」(バルカロール)は、その後コンサートの定番となっていた。そして、“ミューズ”と名乗るバリーと、かつてサルヴァトーレが恋したエステルの娘、ジュリエッタが「ホフマンの舟歌」をコンサートの最後の曲として歌う中、エドガーは「ルチオ一族」の始祖、シスター・ベルナドットと面会する。 エドガーは、シスター・ベルナドットが大老ポーと共にかつてはギリシャの巫女と神官で「シビュラの預言者」と呼ばれていたこと、ギリシャ滅亡後、ローマに逃れて神殿の神職についたが、ローマが国教をキリスト教に変えたため異教徒、悪魔と見なされて追われ、北方へ逃れた大老ポーら「ポーの一族」に対し、「ルチオ一族」はベネチアに留まり貴重な古代の予言書などの管理を行っている、またバチカンとも連絡を取りあっているなどの話を聞く。そして、彼女はエドガーに、おまえのような子供が生きていくのは大変だろうと、ルチオの方で引き取ることを申し出るが、エドガーは礼を述べはするものの「古書の整理はやらない」と断る。 その間にコンサートは終わり、アランが「こんな美しい歌を聞いたのは……生まれて初めてだよ」とバリーとジュリエッタの歌を絶賛すると、バリーはその礼にと自分の秘密の名前をアランに教え、すぐに忘れるよう暗示をかける。
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