ユーエスビー‐さんてんいち【USB 3.1】
USB 3.1
別名:USB 3.1規格
USB 3.1とは、コンピュータと外部機器を接続するバス規格であるUSB規格のうち、USB 3.0の後継規格として策定された規格である。2013年に仕様がまとめられた。
USB 3.1ではデータ転送速度が最大10Gbpsと、前規格(USB3.0)の2倍に高速化されている。HD動画のデータも遅滞なくスムーズに視聴できるレベルとなる。また、USBバスパワーによって供給できる電力は最大5アンペアと大幅に強化されている。
USB 3.1のコネクタおよびポートの形状は新たに「USB-C」と呼ばれる小型でリバーシブルのデザインが導入される。モバイルデバイスの小型化に寄与する省サイズ設計であり、また裏表の区別がないため指し直しの手間が省かれる。
USB 3.1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:18 UTC 版)
「ユニバーサル・シリアル・バス」の記事における「USB 3.1」の解説
2013年8月1日、USB 3.0 Promoter GroupはUSB 3.1規格の策定完了を発表した。USB 3.1は、以下のようにUSB 3.0を取り込んでいる(GenはGenerationの意)。 USB 3.1 Gen 1 (05 Gbps) ← 従来のUSB 3.0のこと USB 3.1 Gen 2 (10 Gbps) ← USB 3.1で新しく拡張 USB 3.1 Gen 2モードはSuperSpeedPlus USBで10 Gbpsの転送を可能とする。 SuperSpeedPlus USB 10 Gbpsでは信号転送速度を5 GHzから10 GHzにアップ、データエンコードも8b/10bからより効率的な128b/132b の採用など物理レイヤーを変更することで現行のSuperSpeed USBの2倍の実効データスループット性能を実現している。一方でソフトウェア階層やデバイスのプロトコルといった論理レイヤーは現行のUSB 3.0と共通で、USB 3.1 Gen 1モードでは5 GbpsのUSB 3.0と同様に使用でき、Gen 1モード・Gen 2モードのいずれもUSB 3.0ハブ・デバイス・ケーブルとの互換性は保たれている(ただしUSB 3.0ハブ下の機器は5 Gbpsでの転送となる)。 この結果、USB 3.1対応機器はUSB 1.1/2.0の論理レイヤー+USB 1.1/2.0の物理レイヤー、USB 3.xの論理レイヤー+USB 3.0の物理レイヤー、USB 3.xの論理レイヤー+USB 3.1の物理レイヤー という3パターンの内部動作が要求される複雑なものとなっている。
※この「USB 3.1」の解説は、「ユニバーサル・シリアル・バス」の解説の一部です。
「USB 3.1」を含む「ユニバーサル・シリアル・バス」の記事については、「ユニバーサル・シリアル・バス」の概要を参照ください。
- USB3.1のページへのリンク