U2形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/11 05:16 UTC 版)
「フランクフルト地下鉄」の記事における「U2形」の解説
1968年から85年までデュワグ社で計102編成製造された。量産形で、いまなお、U4とU7系統で使用されている。なお、U6路線でも、先行廃止されたPtb車輛による車輛不足を補うために、3車輛貸し出しされていたときがあった。2枚窓の前面が特徴で、常時2 - 4編成の連結運転である。当初は赤・白、次いで旧標準色のオレンジ・ベージュ・アイボリーとなり、現在は大半がスバルビスタブルー(ターコイズ)となっている。2012年現在、初期のワインレッドと白の復元カラーの車輛は303と304のみ、オレンジ・ベージュ・アイボリーは361号のみ、その他はすべてスバルビスタブルーのカラーとなっている。また、菱形とシングルアームパンタが混在している。現在は床面の改造などにより、U2e、U2hといった派生形式になっている。U2eは、Ebeneを意味しており、ドアの車内側に段差がないことを示す。U2hはHochを意味しており、車内側に段差があることを示している。ほぼ同一設計の電車がカナダのカルガリー、エドモントン、アメリカのサンディエゴのライトレールに存在する。フランクフルト地下鉄では2008年以降、後述のU5形が導入され、旧形車の置き換えが行われる予定であり、今後の去就が注目される。2012年11月5日には、A線でのさよなら運転が行われた。充当列車は、303と304。なお、この二両は、先述のように、登場時のカラーリングをまとっている。また、フランクフルト・市電車庫火事事件により、1970年代に、6両ほど焼失している。その6両を補うために、追加注文で、上記の車輛数となった。よって、102両がすべてそろったことはなかった。
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