3PL
【英】:Third Party Logistics
荷主が第3者であるロジスティクス業者に対し、(1)顧客サービスの向上、(2)物流関連コストの削減、(3)市場競争力の確保、などを目標として、契約に基づき物流業務を外部委託(アウトソーシング)することを指す。
3PLでは外部委託範囲が単に「作業のみ」でなく、受発注や管理業務などロジスティクスに関する広範囲な業務である点が、従来のアウトソーシングと大きく異なる。
一般に、1997年の「物流施策大綱」では、「荷主に対して物流改革を提案し、包括して物流業務を受託する業務」と定義づけられている。
米国では、流通の構成員であるメーカー、卸売・小売業をファーストパーティ、物流業者をセカンドパーティと呼び、第三のグループをサードパーティとしており、3PLの語源となっている。
1996年夏以降、日本でも物流業者、商社などが3PL事業者として名乗りを挙げているが、実際、大手荷主のニーズに応えられる日本の3PL事業者の数はごく限られているという見方もある。
3PL業者には、荷主の物流業務に関する改善提案能力と、荷主と顧客に対して、物に関連する情報をスピーディに正しく伝えるための情報武装化が求められる。
サード・パーティー・ロジスティクス
(Third-party logistics から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/17 18:18 UTC 版)
サード・パーティー・ロジスティクス (英語:third-party logistics, 3PL) とは、コアコンピタンスに集約した経営を指向する企業が、企業戦略として、物流機能の全体もしくは一部を、第三の企業[注釈 1]に委託することで実現する物流業務形態のひとつ[1]。3PLと略称される[注釈 2]。また、物流のオペレーションだけでなく物流戦略の企画から推進までを含んだコンサルティング事業を「4PL」と呼称する[1]。
注釈
- ^ 直接取引に関与しない「第三者」業者と、従来の「荷主」と「物流業者」以外の、新たな「第三の企業」という意味がある
- ^ 本項では物流業務を委託する側の企業を「荷主企業」、委託される側の企業を「3PL事業者」と表現する。なお、3PLを法的に定義付ける法律は存在しないが、ここでは、物流専門誌の発行する「3PL事業の展開を公称する企業」の情報をもって、「3PL事業者」と定義し、各3PL事業者が提唱する3PLの解釈をもって3PLの定義とする
出典
- ^ a b “3PLとは?サービスのメリットや基礎内容を解説!”. ECのミカタ (2022年3月7日). 2022年4月12日閲覧。
- 1 サード・パーティー・ロジスティクスとは
- 2 サード・パーティー・ロジスティクスの概要
- 3 参考文献
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