ThinkPad X3x系
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「ThinkPad X」の記事における「ThinkPad X3x系」の解説
ThinkPad X3xシリーズは、筐体の左奥が面取りされたデザインで、T3xシリーズをそのまま小さくしたような外観を持つ。当初から、新世代CPUであるインテルPentium Mを核とするCentrinoプラットフォームの採用を前提として開発され、X3xシリーズの制定を前にプロトタイプは完成していた。しかしX24の時点でX2x用筐体の放熱に余裕がなくなっていたこと、ThinkPadシリーズ全体が新しい30番台に切り替わることなどから、Xシリーズだけ先延べすることは社内的に許されず、X24とほぼ同仕様のままX30へのモデルチェンジが行なわれた。しかし、近いうちにPentium Mとそれに対応するi855系チップセットファミリの発表と、それを採用した当シリーズ機種の発売も明らかであったことから、市場での人気は低いものとなり、販売期間もわずか4ヶ月程である。 程なくして、Pentium Mが発表され、それを搭載したX31が2003年3月に発売された。システムボードの変更によってボトムケースは新設計となったが、外観の印象はX30と変わっていない。グラフィックチップは i855GM チップセットに統合されたものではなく、再びATIのMobility RADEON(4×AGP)となった。X22 - X24までのものに比べ、ビデオメモリは16MBと倍増しているが、採用されたものが一貫して性能が低い無印のRADEONであったため、一部には批判もあった。サウスブリッジがICH4シリーズになったことでUSBも1.1から2.0に更新された。X30は背面と右側面に一箇所づつUSBポートを備えているが、X31からヒートシンクが大型化したため、排気口に隣接する側面のものが左側へ移動している。 Xシリーズには間を開けずに新製品のX40が追加されているが、同じXシリーズではあるものの、性格が異なることから併売されることとなった。さらに、X32のCPUとして採用が決定していた Dothan の発売が二度にわたって延期されたため、X31は単一モデルでは異例となる、1年半以上の長きにわたって販売が続けられた。 X32ではCPUが Dothan となる。同時発売のX41ではチップセットがi915GMS Express となったが、X32は消費電力と発熱の少ない 855PM のまま据え置かれている。 ラインナップ X30:i830GMチップセット搭載。CPUはPentium III-M 1.06 GHz/1.2 GHz。 また、Thinkpad 10周年記念モデルとしてミラージュブラック(ピアノ調黒塗装)天板の2,002台限定モデルがある。 X31:i855Mチップセット搭載。CPUはPentium M 1.3 GHz - 1.7 GHz。 X32:i855Mチップセット搭載。CPUはPentium M 725 - 745。
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