柔らかい肌
(The Soft Skin から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/23 00:04 UTC 版)
柔らかい肌 | |
---|---|
La Peau douce | |
![]() |
|
監督 | フランソワ・トリュフォー |
脚本 | フランソワ・トリュフォー ジャン=ルイ・リシャール |
出演者 | ジャン・ドサイ フランソワーズ・ドルレアック ネリー・ベネデッティ |
音楽 | ジョルジュ・ドルリュー |
撮影 | ラウール・クタール |
編集 | クローディーヌ・ブーシェ |
製作会社 | フィルム・デュ・カロス SEDIF SIMAR |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | |
上映時間 | 113分 119分(フランス版ディレクターズ・カット) 110分(ポルトガル短縮版) |
製作国 | ![]() |
言語 | フランス語 ポルトガル語(一部) 英語(一部) |
『柔らかい肌』(やわらかいはだ、原題: La Peau douce)は、フランソワ・トリュフォーの監督による、1964年のフランスの長編映画である。第17回カンヌ国際映画祭に出品された。
ストーリー
バルザックの評論も書いている著名な評論家ピエール・ラシュネーは、リスボンへの講演旅行の途中で、美しいスチュワーデスのニコル・ショメットと出会う。ニコルもまたピエールに魅かれ、リスボンのホテルで2人は関係を持つ。その日から、ピエールのスリリングな二重生活が始まる。ピエールには長年連れ添った妻フランカがいたが、2人の恋は徐々に深みにはまっていく。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ピエール・ラシュネー | ジャン・ドサイ | 小山田宗徳 |
ニコル・ショメット | フランソワーズ・ドルレアック | 池田昌子 |
フランカ・ラシュネー | ネリー・ベネデッティ | 初井言栄 |
クレマン | ダニエル・セカルディ | 加茂嘉久 |
ミシェル | ジャン・ラニエ | |
オディル | ポール・エマニュエル | |
サビーヌ | サビーヌ・オードパン | 菅谷政子 |
イングリッド | ローランス・バディ | 平井道子 |
フランク | ジェラール・ポワロ |
※初回放送1971年7月8日『木曜洋画劇場』
解説

- 「ラシュネー」はトリュフォーの親友のロベール・ラシュネーから。トリュフォーは自分のペンネームにもその姓を使ったことがある。
- パリ=オルリー空港、ランス、リスボンなどでロケが行われた。
- ランスの映画館で上映されたアンドレ・ジッドの映画は、ジッドの元愛人であるマルク・アレグレ監督のドキュメンタリー『アンドレ・ジッドとともに』。また、この映画館に貼られているのはマルセル・オフュルス監督の『バナナの皮』とジャン・コクトー監督の『オルフェの遺言』のポスター。
- 予算節約のため、講演会の客席のカットは『二十歳の恋』での音楽会の客席のカットを流用した。そのため、客席にはジャン=ピエール・レオの姿が見える。ちなみに、このとき彼は助監督として撮影現場で働いていた。
- ニコルがリスボンのホテルで泊まる部屋の番号は813。この数字はモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンものの一作『813』にちなんだもので、以後のトリュフォー映画にも頻出する。
- ピエールとニコルが泊まる宿の名前「ラ・コリニエール」はジャン・ルノワール監督の『ゲームの規則』の舞台となる館の名前と同じ。
- フランカにナンパして罵られる男は、共同シナリオライターのジャン=ルイ・リシャール。
- 第17回カンヌ国際映画祭では良い評価を得られなかった[2]。
脚注
- ^ a b La Peau douce - IMDb(英語)
- ^ Hobermann, J. (2011年3月9日). “Truffaut's Unjustly Neglected The Soft Skin Ripe for Reappraisal”. The Village Voice 2012年5月29日閲覧。
外部リンク
- The Soft Skin - TCM Movie Database(英語)
- La Peau douce (The Soft Skin) - Rotten Tomatoes(英語)
- 柔らかい肌 - allcinema
- 柔らかい肌 - KINENOTE
- La Peau douce - オールムービー(英語)
- La Peau douce - IMDb(英語)
「The Soft Skin」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- ‘They are flying kites.' はあいまいな文である.
- 話し中です (《主に英国で用いられる》 The number's engaged.).
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 総称単数 《たとえば The dog is a faithful animal. の dog》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- 『Scotish』は、『The Scottish Symphony』や『Scottish authors』、あるいは、『Scottish mountains』のような、より正式な言葉遣いの傾向がある
- STD(神学博士)はラテン語のSanctae Theologiae Doctorに由来する
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- 1992年,「The Animals(どうぶつたち)」という本のために,まどさんの動物の詩のいくつかが皇后美(み)智(ち)子(こ)さまによって英訳された。
- 式典は,3Dコンピューターアニメ映画「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」の米国公開の数日前に行われた。
- ‘Skinny' というのと ‘slim' というのとは意味内容が違う.
- The Soft Skinのページへのリンク