合衆国の対外関係
(The Foreign Relations of the United States から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/07/15 08:07 UTC 版)
『合衆国の対外関係』 (The Foreign Relations of the United States, FRUS) は、アメリカ合衆国国務省広報局修史部が刊行している書籍シリーズである。
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シリーズの概要
エイブラハム・リンカン大統領の時代に刊行を開始した同シリーズは、現代まで続く政治過程に関する、公式刊行された米国外交文書集をなしている。これらは、主な対外政策決定や重要外交活動の期間に関する、歴史的記録を提供している。対象は一般に、事象が生じてから約30年が経過したものである。種々の公的史料は慎重に審査され、余りにも公表に堪えないと判断された史料は必要に応じて除外される。現在、リチャード・ニクソン政権の巻の刊行に向け、調査や註記の作業が進行中である。ニクソン政権期の電子版に関しては、補遺(録音されたE-1、E-2など)のみが国務省のウェブサイト上に掲載されている[1]。
1970年以前、同シリーズは種々の名の下で発表されてきた。1870年から1947年までは、『合衆国の対外関係関連文書集 (Papers Relating to the Foreign Relations of the United States)』という書名が一貫して用いられた。1947年から1969年まで、書名は『合衆国の外交関係:外交文書集 (Foreign Relations of the United States: Diplomatic Papers)』に改められた。それ以後は、現在の書名が採用された。
長年にわたる刊行の当然の結果として、下位シリーズ、補遺、付録のマイクロフィッシュなどが多数存在する。1861年-1899年と1900年-1918年を対象とする目録が刊行されている。
引用情報
『合衆国の対外関係』は一般に、引用時にはFRUSと略記され、巻数はローマ数字で表記される。同シリーズは、年と地域によって分類される。例えば、「1936, Volume II, Europe(1936年、第II巻、ヨーロッパ)」といった具合である。
批判
N・リチャード・キンズマン (N. Richard Kinsman) は、「FRUS中でCIAの名を明示した引用を行うことによって生ずる、CIAに対する重大かつ累積的かつ長期的な悪影響」について触れると共に、「特定諸国でのCIA活動に関するFRUSの露骨な引用が、CIAが海外に存在すること(CIAが海外に存在することを公式否定している現行政策との完全な矛盾)を事実上自白していることになる」と述べた[2]。ウォーレン・F・キンブル (Warren F. Kimball) はこれに反論し、出版前の綿密な調査を受けてから30年以上を経過した文書に危険性などあろうはずがないと述べた[3]。
脚注
- ^ The Foreign Relations of the United States (FRUS) series
- ^ Openness and the Future of the Clandestine ServiceStudies in Intelligence Winter-Spring 2001
- ^ Openness and the CIAStudies in Intelligence Winter-Spring 2001
外部リンク
「The Foreign Relations of the United States」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- ‘They are flying kites.' はあいまいな文である.
- 話し中です (《主に英国で用いられる》 The number's engaged.).
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 総称単数 《たとえば The dog is a faithful animal. の dog》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- 『Scotish』は、『The Scottish Symphony』や『Scottish authors』、あるいは、『Scottish mountains』のような、より正式な言葉遣いの傾向がある
- STD(神学博士)はラテン語のSanctae Theologiae Doctorに由来する
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- 1992年,「The Animals(どうぶつたち)」という本のために,まどさんの動物の詩のいくつかが皇后美(み)智(ち)子(こ)さまによって英訳された。
- 式典は,3Dコンピューターアニメ映画「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」の米国公開の数日前に行われた。
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
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