TM-1-180 180mm列車砲とは? わかりやすく解説

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TM-1-180 180mm列車砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/24 09:33 UTC 版)

TM-1-180 180mm列車砲
ロシアカレリア地方のクラースナヤ ゴールカ砦のTM-1-180
種類 列車砲
原開発国  ソビエト連邦
運用史
配備期間 1941年1961年
配備先  ソビエト連邦
関連戦争・紛争 第二次世界大戦
諸元
重量 160t
銃身 10.260m 口径 L/57

砲弾 97kg
口径 180mm
仰角 0°~45°
旋回角 360°
発射速度 3~5発/1分
初速 920m/s
有効射程 38,600m
最大射程 45,000m
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TM-1-180 180mm列車砲ソビエト連邦列車砲である。

概要

1934年に現ウクライナムィコラーイウで開発された。

主砲の180mm砲は元はB-1-Pと呼ばれる海軍の艦砲であった。

カブトガニ状の装甲で覆われている砲塔は360°水平に回転する事が可能。

1941年に、その前年冬戦争を経てフィンランドから割譲されたハンコ半島からエストニアタリンにかけて展開され黒海艦隊の防備に充てられ、その後独ソ戦が始まると、レニングラード攻防戦に参加する。

列車砲としては比較的少人数で運用可能な分、扱いやすく、戦後も十数年間現役で運用された。

継続戦争中、ハンコ半島とヴィープリ近郊で計7両がフィンランド軍に鹵獲されており、うち5両が修理されて「180/57 NRaut」の名称でフィンランド軍に再就役した[1]。2両[1]または4両[2]が実戦に投入されている。

20両が生産され[1]、モスクワの中央博物館に状態の良いものが一つ、そしてカレリア地方のクラースナヤ ゴールカ砦に一つが現存している。

脚注

  1. ^ a b c 『ソ連・フィンランド戦争写真集』株式会社アルゴノート、2019年10月8日、63頁。 
  2. ^ 『フィンランド軍1939~45 (WAR MACHINE REPORT No.94)』株式会社アルゴノート、2020年9月10日、36頁。 

関連項目

参考





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