TLR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 03:08 UTC 版)
TLR200 RSの優勝を受け、技術のフィードバックを行った新型市販車の開発が行われることになった。バイアルス時代から一新された本格的なフレームで1983年(昭和58年)に発表された。渇望されていた新型の登場に人気が爆発、トライアルバイクながら一時期ではあるが売上高ランキングで第1位になった。エンジンはXL200R系のものを搭載しているが、デチューンされており、最高出力は12psとなっている。 TL125 200と同時開発された125は、歴代TLで唯一リアキャリアとタンデムステップが標準装備されたモデルであるが、他のトレール車などと比べると現実的にはシートが小さいために2人乗りはかなり厳しく、パーツリストに掲載されているリヤキャリアに取付可能なピリオンシートもキャリアの積載可能重量とリヤアスクルのほぼ真上に位置するため、実用性は乏しい。最高出力は9,3ps。 なお、200ccとほぼ共通のフレームや外装をもつためTLR125と紹介されることがあるが、名称はあくまでTL125である。TLR200が後継のTLM200Rにモデルチェンジされた1985年以後も4ストロークのままで生産された。 TLM50 200/125と共通デザインで開発された原付モデル。MBX50と同系列の2ストロークエンジンの空冷2サイクルエンジンを搭載。最高出力は4,8psとかなり控えめとなっている。200/125と変わらない大柄なボディながら軽量・安価ゆえの入門機として扱われた。 TLR250R 1986年(昭和61年)、RTL250Sイメージの公道走行可能モデルとして、楕円パイプダイヤモンドフレームにATV系ベースの250ccエンジンを搭載し、リアサスペンションにプロリンクを採用したTLR250Rが発表された。ボディは4サイクルでありながら軽量かつエンジンの出力もUPされたものの、既に発売されていたTLM200Rに比べて7kg重く、販売数は伸びなかった。RTL250Sとの共通パーツは極少ない。最高出力は14psとトライアルバイクではトップクラスであった。
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