T-Kernel
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T-Kernel (ティー・カーネル) は、オープンソースのリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)である。
- ^ 「TRONWARE VOL.89」、2004年10月5日、23頁
- ^ tkernel_2、GitHub
- ^ 「T-Kernel標準ハンドブック」(改訂新版)、2005年6月10日、10頁
- ^ 「サポートCPU一覧」、トロンフォーラム
- ^ 「Interface 2012年5月号」、2012年3月24日、56頁
- ^ 「TRONWARE VOL.146」、2014年4月5日、"Welcome to T-Engine Forum & Ubiquitous ID Center"
- ^ “IoT対応「トロン」OS、IEEEの世界標準に”. 日刊工業新聞. (2017年12月12日) 2018年1月11日閲覧。
- ^ “μT-Kernel 2.0がベースのIEEE 2050-2018がIEEE標準として正式に成立”. www.tron.org. トロンフォーラム (2018年9月11日). 2019年2月25日閲覧。
- ^ 「T-Kernel標準ハンドブック」(改訂新版)、2005年6月10日、12頁
- ^ 「ソフトウェアのライセンス」、トロンフォーラム
- ^ 「T-License 第4条 第2項」、トロンフォーラム
- ^ 「T-License 2.0 FAQ」、トロンフォーラム
- ^ T-Kernelとは?、トロンフォーラム
- ^ 仕様書、トロンフォーラム
- ^ TRON Forum Download Center、トロンフォーラム
- ^ 「AMP T-Kernel仕様書」(Ver.1.00.01)、2017年1月、9頁
- ^ 「SMP T-Kernel仕様書」(Ver.1.00.01)、2017年1月、9頁
- ^ 「AMP T-Kernel仕様書」(Ver.1.00.01)、2017年1月、9頁~11頁
- ^ 「SMP T-Kernel仕様書」(Ver.1.00.01)、2017年1月、9頁~11頁
- ^ μT-Kernel 3.0、トロンフォーラム
- ^ tron-forum/mtkernel_3、GitHub
- ^ μT-Kernel 3.0仕様書 (Ver.3.00.01)、GitHub
- 1 T-Kernelとは
- 2 T-Kernelの概要
- 3 T-Kernelのシリーズ展開
- 4 脚注
T-Kernel
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「T-Engine」の記事における「T-Kernel」の解説
T-Engine用の組み込みオペレーティングシステム。従来からのITRONと同様、スタティックメモリアロケーションによるカーネルベースでのプログラミングが可能。しかし、T-Engine本来の目的である「ミドルウェアの流通」を実現するためには、ダイナミックメモリアロケーションが可能でプロセスベースでのプログラミングも可能なT-Kernel/Standard Extensionを使いこなすことが望まれる。2013年9月に打ち上げられた国産ロケットイプシロンと、それに搭載された観測衛星ひさきに、μITRONとT-Kernelがそれぞれ使われた。2014年12月3日にH-IIAロケットで打ち上げられたはやぶさ2の制御システムにT-Kernel2.0が用いられた。 2017年12月11日、μT-Kernel2.0をIEEEに著作権譲渡契約を結んだと発表された。 2018年9月11日、「μT-Kernel 2.0」ベースの「IEEE 2050-2018」が、IEEE標準として正式に成立した。
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T-Kernel
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詳細は「T-Kernel」を参照 T-EngineフォーラムによるT-KernelはμITRON3.0仕様の発展版である。 ITRONでは「弱い標準化」の思想から、極めて性能の低いシステム(安価で大量に製造される組み込み系システム)から大規模な組み込みシステムにも対応できる柔軟性を持ったシステムであったが、そのぶん実装がハードウェアに依存する部分が大きく、システム自体のコストよりも技術者の教育や開発にかかる人的コストが相対的に重視される大規模な組み込みシステムでは「ソフトウェアの移植性が低い」「ミドルウェアの導入ができない」「技術者の負担が大きい」といった問題があった。 その反省から、T-Kernelは「より強い標準化」の思想でITRONの標準化を進め、互換性や移植性を高めることでミドルウェアの流通を推進し、大規模組み込みシステムにおける開発の効率を高めることを目的としている。
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T-Kernel
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「TRONプロジェクト」の記事における「T-Kernel」の解説
ITRONをベースに設計された、組み込み向けリアルタイムOS。2002年公開。 ITRONでは1980年代当時のハードウェアの性能による制限から、仕様書だけ策定されており、実装はハードウェアに合わせて各自で行なう「弱い標準化」の方式となっていたため、最小のシステムから大規模システムにまで対応できるスケーラビリティを持つ一方、それぞれの実装で細かい違いがあり、ソフトの再利用などが困難だった。その反省から、T-Kernelでは2000年代のハードウェアの性能に合わせて「強い標準化」を目指し、仕様書だけでなくソースコードもオープンとなっており、それによって細かな実装上の違いをなくし、デバイスドライバやミドルウェアの再利用が促進できるようになっている。 GUIを持つことが前提となる「T-Kernel」とともに、T-Kernelと互換性を持ちつつ必ずしもGUIを持たないような小さいシステムでも利用できる「μT-Kernel」も策定された。このように、ソフトの再利用性やミドルウェアの利用による開発の容易さと言った特徴を持ちつつも、リアルタイムOSとして小規模なシステム開発から大規模なシステム構築用途にまで対応する「フルスケーラビリティ」を持つ。 旧来のμITRONのソフトウェアをT-Kernel上で再利用するため、T-Kernel上でITRON用アプリを実行できるラッパーも用意されている。
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